※クジラはなぜ爆発するの?動画も交えて解説!

クジラ目」の生物にも色々なものがいますが、その中でも、

シロナガスクジラ

は現存する全ての生物の中で最大の動物であり、

これまでにその体長が
34mにもなる巨大な個体が発見されたこともあります。

そして、その体重は大きなものにもなると
190トンにもなると考えられています。

まさに、生きている潜水艦のようです。

そんなクジラは、普段はもちろん浜辺から離れた深さが十分にある海の中で生活しているわけですが、

外敵であるシャチに追われたり、急激な気候の変化などによって混乱してしまうと、誤って浅瀬に泳いできて座礁してしまい、身動きが取れなくなって死んでしまうことがあります。

また、もうすでに死んだ個体が波に流され、浜辺に流れ着いてしまうこともあるのですが…

これらのクジラはそのままにしておくと腐ってしまってどうしようもないので、何とか解体して運び、処分をしなければなりません。

また、このクジラをそのままにしておくと、

爆発を起こしてしまう恐れがあるため、そういった理由からも早急にどうにかしなければならないのですが、

では、なぜこのクジラは放っておくと爆発してしまうのでしょうか?

今回は、そのクジラが爆発する理由を、動画も交えて解説したいと思います。

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【閲覧注意】クジラが爆発するのはなぜ?実際の動画がこちら!

クジラがどのように爆発を起こすのか、というのは、実際にその動画を見ていただいた方が早いでしょう。

少しグロテスクに感じられるシーンなので、苦手な方は注意してご覧ください。

その様子を見ればわかりますように、まさに爆発と言えるくらいの衝撃がありますよね。この解体している方はまさに危機一髪でした。

では、この爆発はなぜ起こるのかというと、

おそらく皆さんもその理由は、

クジラのお腹の中にたまってしまったガスにある

ということは予想がついていると思います。私たち人間のお腹の中にも、ガスはたまりますよね?

では、なぜ死んだ後もガスはたまり続けるのでしょうか?

クジラの体内にたまってしまうガスとは?

生きているか死んでいるかにかかわらず、クジラの体内でも、人間の体内でも、いつもガスはたまっています。

その体内にたまるガスのほとんどは、実は食事と一緒に飲み込んでしまった空気です。人間では、腸内にたまるガスの9割は、食事によってとりこまれてしまった酸素や窒素であることが分かっています。

しかし、それ以外にもいくつかガスの種類があり、それらは腸内に住んでいる細菌や、微生物によって作りだされます。食べ物が大腸にまで送られると、そこでさらにそれらの生物がある材料をもとに最終生成物を放出し、それらがいわゆるガスとなってたまるのです。

例えば、そういったガスの中でも最もよく知られているのが

メタンガス」ですね。

これは、メタン菌というものに分類される

古細菌」の仲間(古細菌は、一般的な細菌とは異なる分類の微生物です)によって生成され、

それらは、水素などを消費してメタンガスを作り出します。

そして、その材料となる水素は、これまた体内に存在する

嫌気性細菌」が作り出します。

このように、体内では様々な生物が活動しており、それらが色々なガスを作りだしています。

ちなみに、

今登場した水素ガスも、メタンガスも、どちらも引火性のある危険なガスです。

そして、通常このようなガスは腸管から体内に吸収されるのですが、その宿主が死んでしまうと、その吸収は起こらなくなり、屁として対外に放出されることもなくなります。

それどころか、通常であれば腸内に住んでいるだけの微生物も、宿主が死んでしまうと、今度はその体の中にまで浸食し始めます。こうして、どんどんガスが作られていくのです。

しかし、それを排出させるための穴が無いため、ガスはたまる一方です。

つまり、宿主が死んでも、体内のい生物のガス生成は続いているため、ガスがたまってしまうというわけですね。

そして、そのガスがたまりすぎると自然に爆発することもある他、物理的に切り込みなどを入れると、その体内にたまったガスが一気に放出され、いわゆる爆発のような現象が観察されるというわけです。

クジラは体が大きいので、必然的に大量のガスがたまってしまいます。

また、その体内には引火性のガスがたまっているわけなので、もし火が近くにあれば文字通り爆発します。

また、そうでなくても先ほどの動画のようにかなりの衝撃がありますから、これを解体する方は命がけです。

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過去に実際に起きたクジラの爆発事件

このクジラは、打ち上げられたものを放っておけば、

確実にいつか爆発するわけではありません。

実は、体内で生成されるメタンガスも、いずれは外へとしみだしていき、パンパンに膨らんだお腹も、いずれはしぼんでいくといいます。ただ、もちろん自然に爆発することもあるのですが…。

そして、過去にはそのクジラが輸送中に街中で爆発し、

内臓が道路に飛び散ってしまった

という悲惨な事件がありました。

その事件が起きたのが、台湾です。

この事件が起きたのは2004年1月26日のことなのですが、その日台湾には、体長17m、体重50トンにもなる巨大なマッコウクジラが打ち上げられ、それを漁師達を含め50名以上が協力し、クレーン車を3基も出動させて、何とか車に積むことに成功しました。

そして、この遺体を研究のために何とか解剖したいと考えた国立成功大学の王建平教授は、それを大学に運ぼうとしたのですが、それを大学側に拒否されてしまったため、動物保護区に運ぶよう指示しました。

しかし、その輸送中に、街中でクジラが爆発し、その勢いで内臓が街中に散らばってしまい、ひどい悪臭が広がってしまう大惨事となってしまいました。もちろん、住民はカンカンです(^-^;

ただ、それでも王教授は解剖の夢をあきらめず、一年後には骨格標本まで作り上げました。それだけ、クジラの遺体は貴重であるということですね。

しかし、それでもクジラを丸ごと運ぶというのは、衝撃を与えることにもなるので、かなり危険ですね。

また、過去には日本の海辺にも遺体となったクジラが流れ着いてしまったことがあります。

なので、もし海などに遊びに出掛けた際に、たまたま流れ着いたクジラなどに遭遇しても、むやみに近づいたりはしない方がよさそうですね。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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