トイザらスといえば、子供にとってはまさに夢のような場所ですよね。この記事をご覧になってくださっている皆さんも、これまでに1度はトイザらスを訪れたことがあるのではないでしょうか?(*^-^*)
私も子供の頃は何度もトイザらスに足を運んだことがありますし、きっと私がまだサンタの存在を信じていたころには、親も足を運んでくれたんじゃないかと思いますが、実はそんなトイザらスは、ここ数年経営不振に陥っており、昨年9月にアメリカ本社では破産が決まり話題となったのですが、そのアメリカではついに全店の閉店を決定し、売却手続きが進められるそうです。
時代の流れなんでしょうかね…。おもちゃといえば昔はなんとなく「とりあえずトイザらス」という感じがしましたし、昔はトイザらスのCMも沢山流れていた気がしますが、最近ではすっかり影をひそめてしまってしまった気もします。
ちなみに、そのトイザらスの破産、経営不振の原因は、Amazonなどの大手通信販売業者の台頭によって、玩具だけを専門に取り扱うトイザらスの需要が減っていってしまったことにあるとされています。世の中が便利になる一方で、やはりそれによって打撃を受けている業者も数多くあるということですね(._.)
ただ、ここで気になってくるのは、はたして日本は大丈夫なの?ということですよね。トイザらスはもともとアメリカの会社ですが、そこで閉店、売却手続きが行われるほど経営不振になっているとなると、もちろん日本ヘも影響が及ぶのではないか?と考えるのが自然です。
そこで今回の記事では、そのあたりの事情について詳しくまとめていきたいと思います。
昨年破産したトイザらスアメリカ全店舗が閉店へ…

トイザらスは1948年に設立され、おもちゃや子供服などの商品を中心として事業を展開。
当時は様々なおもちゃ屋さんがこのトイザらスの台頭によってつぶされたとも言われていますが、ネット通販でモノを買うのが主流になってきた現代において、今度はそのトイザらスが時代のあおりを受け、結果破産することになってしまいました。
アメリカトイザらスは、昨年2017年の9月に、2018年までに返済期限となっている負債が約4億ドル(日本円で440億円)もあると発表。
債務返済への協議を法律事務所と進めていくというような話になっていましたが、それもやはり難しかったのか、破産手続きが進められ、この度アメリカ全店舗の閉店、もしくは売却を余儀なくされる形となったようです。
2018年までの期限付きの負債が4億ドルという話ですが、実際の負債総額はなんと50億ドル(日本円で5500億円)もあったそうで、これじゃあ返しようがないですよね…。
一時代を築いて超大手玩具メーカーも、時代の波には勝てなかったようです。そしてこの結果、約880店舗あるアメリカのトイザらスは売却されることに決まったようです。
これによって約3万3千人もの雇用に影響が出る可能性があるとされていますが、Amasonなどの通販でモノを買うのが主流になってきたのってここ十数年くらいの話ですし、まだまだ若い社員とかも沢山いると思うのですが、この先どうなっていくんでしょうね?
また、ここで気になるのが日本への影響ですが、日本は大丈夫なのでしょうか…?
経営破綻したアメリカの「トイザらス」、日本は大丈夫なのか?
アメリカのトイザらスは昨年2017年の9月には事実上経営は破綻していたのですが、それから約半年経った今も、日本のトイザらスはまだ問題なく経営されています。
しかし、本社があるアメリカで全店舗が閉店となると、日本は大丈夫なのかと心配になる方も多いはず。今ではすっかり行きつかなくなってしまったトイザらスですが、これが日本でも全くなくなるというのは寂しいものです。
しかし、結論から言うと、日本のトイザらスはまだこれからも営業自体は続けていくようです。
というのも、日本のトイザらスはアメリカ本社が直接的に管理しているわけではなく、日本トイザらスがフランチャイズ経営をしているため、アメリカで経営が破綻しようとも、日本トイザらスが管理している店舗にはすぐに影響が出るようなものではないそうです。
わかりやすく説明すると、日本トイザらスは、トイザらスというブランドを借りて別の体制で店舗の出店やその他の管理を行っているため、アメリカの経営破綻は直接的には関与していないのです。
日本には現在約160店舗のトイザらスがあるのですが、最近では新しい店も出店されていますし、日本トイザらスは強気の姿勢で経営を続けているようです。
日本トイザらスの強みは、その場所、地域にあった大きさの店舗を出店するというところにもあるそうです。トイザらスといえばおもちゃを沢山取りそろえる大規模な店舗が特徴的でしたが、最近ではその場所にあった小さな店舗を出店するという作戦も取り入れ、無駄な出費を削減し、経営を保ってきたようです。
なので、日本は大丈夫…!と信じたいところですが、
実はそのアメリカの余波が全く及ばないというわけでも無いみたいです…!(._.)
経営は別だが、やはりアメリカ本社と密接な関係を持つ「日本トイザらス」
日本トイザらスはアメリカの本社のトイザらスとは別の経営体制をとっています。なので、アメリカトイザらスが閉店!となっても、それに伴いすぐに日本のトイザらスも閉店!ということにはならないのですが、
実はその日本トイザらスの株主である2社(LLC1とLLC2という会社)の親会社は、香港に本社をおく、「トイザらス・アジア・リミテッド」という会社で、アメリカ本社はここに85%も出資しているのです。
話は複雑になりますが、つまりはやはり日本の経営も、アメリカ本社が握っているといって過言ではないのです。なので、もしかしたら今後その清算の過程で日本のトイザらスも別の事業に売却され、名前が変わってしまう可能性もあるそうです。
まあ、遅かれ早かれそういう流れは今後日本にもやっぱりやってくるのではないでしょうか。お店でおもちゃを買うのは、その場で買えるというのが1つのメリットとしてあげられますが、ネットで買う方が絶対に安いですし、家まで届けてくれますからね。最近では包装まできちんとしてくれますし。Amazonなら次の日には届けてもらうこともできます。
誰かが得をすると、誰かが損をする。世の中はそういうふうにできているんですね。一時代を築いたトイザらスも、いつかその名前を聞くことが無くなってしまう日が来るのでしょうか…
まとめ
今回の記事では、昨年に破産し、ついに閉店、売却を決定したアメリカトイザらスに関する情報や、日本は大丈夫なのかといった情報について詳しくまとめさせていただきました。
色々なことが便利になればなるほど、それによって悪い意味で影響を受けてしまう人たちもいます(._.)
今後10年で事務系の仕事はすべてAIにとって代わるなんてことも言われていますが、果たしてどうなんでしょうね。やはり技術の進歩は楽しみですが、ちょっと怖い気もしますね。
それでは今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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