宇宙とはいったい誰が作ったものなのか?
その「創造主」の存在について、考えたことがある方は少なくないでしょう。
ふと真剣に、この世界とは何なのかということについて考えると、なんだか不思議な気持ちになる方も多いはず。
宇宙は今から約138億年前にできたと考えられていますが、
じゃあそれよりもっと前、200億年前にはこの世界には何があったのでしょうか?
もしかすると、我々よりもっと高度な文明を築いた生物が存在する宇宙があったのかもしれませんし、
そういった宇宙は、今ももしかすると我々のいる宇宙の外にあるのかもしれません。
なので、我々もその宇宙の外側まで行けばもしかするともう少し詳しいことがわかるのかもしれませんが、それは今後どれだけ技術が発達してもおそらく無理です。
というのも、我々がいる天の川銀河は、その直径が約10万光年もあり、もし我々が光の速度でこの天の川銀河からの脱出をはかっても、それには数万年以上の時間がかかります。
そして、この宇宙の中には、こういった銀河が数千億以上存在していると考えられており、それだけの銀河団を抱える宇宙の果てが今どこに存在しているのか…
とりあえず、気が遠くなるような距離であることは間違いありません。
しかも、その宇宙の果ては、今もなお光速よりも速いスピードで遠ざかっていると考えられています。
つまり、たとえ人類が天の川銀河を抜けだしても、そのころには宇宙の果てはさらに遠くに遠ざかっているのです。
なので、未来永劫人類は、その宇宙の向こう側がどうなっているのかを知る術はありません。現代の常識で考えれば、ですが。
しかし、もしかすると、いつかこの宇宙の創造主たる何かが現れ、それを瞬時に我々人類に教えてくれる可能性もあるかもしれません。
こういう話って、とてもワクワクしませんか?
今回は、宇宙とは誰が作ったものなのか、宇宙とはいったい何なのか、考えていきたいと思います。
宇宙は一体誰が作ったものなのか、その創造主とは?
我々人類は何か非現実的な事象を取り上げるとき、そこには見たこともない存在による力がはたらいてるとしばしば考えますよね。
それを日本では神や仏などと呼び、我々の知りえない次元や世界に存在していると考えます。
今でこそ、日本ではそのような信仰心の強い人は減りましたが、
しかし、宇宙の起源について深く掘り下げていくのであれば、やはりそれは人類が知りえない力がこの世に存在していると考えざるを得ません。
そして、その力を自在に操る「創造主」についてもです。
そもそも、この宇宙は今から138億年前に誕生したと考えられていますが、
我々人類が猿から分離し、ヒト属になったのが今から約600万年前です。
宇宙の歴史から考えると、人間の歴史はそのわずか0.04%程度にしかすぎません。
我々はスマホを持ち、電車や飛行機に乗って移動できるようになり、便利だと感じる世界に生きていますが、
宇宙からすればそんなことはほんの一瞬の出来事であり、人類の進化も、実はまだまだ始まったばかりです。
そもそも、この138億年という年月さえ、宇宙の歴史からすればまだ始まったばかりとさえ言われているのですから。
なので、現代の人間にとっては、まだ神や宇宙の創造主など妄想の産物でしかないのかもしれませんが、
いつかあと数億年たったら、例えば幽霊なんてものは確実に写真におさめられるようになり、そういう非現実的な世界の存在が、今よりぐっと身近になっているのかもしれません。
ただ、宇宙の歴史はまだ始まったばかりですが、この地球の歴史はあと数十億年くらいで幕を閉じることになるかもしれません。
なぜなら、そのくらい経つと今度は太陽の寿命が尽きてしまうのです。
ただ、人間が数百万年でここまで文明を発達させたことを考えると、そのころには人間は絶滅し、ほかの生物が地上を支配しているかもしれませんね。
宇宙の外側には何がある?
私たちが住むこの宇宙は誰が作ったのかということを知るすべは我々にはありませんが、
例えば、もしかするとこの宇宙の外側では、宇宙ができることなど日常茶飯事のことなのかもしれません。
我々には想像もつかないような空間の中に、宇宙というものが浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返しており、その宇宙の中では無限に感じるような時間も、その外の空間からするとわずかな時間なのかもしれません。
また、もしかすると我々には想像できない人類など軽く超越した存在が、水槽の中にまるでお遊びのように宇宙を作り出し、その中で起こる変化を楽しんでいるのかもしれません。
なので、もしかすると次の瞬間に宇宙そのものが消える可能性も、全くないとは言い切れません。
なんていったって、宇宙はその創生の1秒後には、もうその果てが見えないくらい巨大な空間へと変化してしまったのですから。
ちなみに、宇宙の創生から10の-27乗秒後に「ビッグバン」が起きたと考えられていますが、その瞬間にはもう宇宙は1000Kmもの大きさになっていたと考えられています。
なので、急に宇宙の果てが引き返し始めて、我々のいる天の川銀河ごと一瞬にして押しつぶしてしまう可能性もありますね
宇宙が膨張と収縮を繰り返すという理論は、実際に古くから提唱されている理論の1つです。ビッグバウンス仮説と呼ばれています。
宇宙人は間違いなく存在する
これは決してオカルト好きがその理想を語っているわけではなく、宇宙人は100%存在しています。
つまり、この地球には我々人類しか高度な文明を築いた生命はいませんが、宇宙の中には、そういう文明を築いている存在が、他にも無数に存在している可能性が高いです。
なんていったって、我々の住む天の川銀河と同じような銀河や、それより大きな銀河が、この宇宙には数千億以上も存在していると考えられているのですから。
そもそも、天の川銀河の中のことでさえ、我々人類はまだ知らないことが沢山あります。
2017年には、約11光年先に水や生命が誕生している可能性がある星が見つかり話題となったのですが、
皆さんによく思い出してほしいのは、天の川銀河はその直径が約10万光年あるということ。
つまり、この天の川銀河の中にも、我々の地球に似たような環境を持つ星がまだ無数に存在している可能性が高いです。
そして、そのように想像を絶する広さの銀河が、宇宙の中には石ころのように無数に散らばっているというのですから、
その中には地球よりもはるかに環境豊かな星もあるでしょうし、そこには当たり前のように生命が存在しているのでしょう。
そういう星に住む生命もまた、宇宙人のような生命がいるのかもやもやしながら生活しているのかもしれません。
宇宙はロマンにあふれている
宇宙にはまだだ謎がいっぱいで、我々が数百万年かけて知りえた情報など、宇宙の全情報の0.000001%にも満たないのかも知りません。
そして、宇宙の歴史で考えれば、我々人類の1人1人が生きている数十年から百年余りの出来事など、あって無いようなものです。
しかしそうとは言え、我々1人1人にとっては、その数十年は、長いようで短いようなかけがえのない時間です。
もしかすると、非現実的な世界が本当にあるのであれば、我々もいつかはそういう世界に旅立つ日が来るのかもしれませんが、
今はまだそれはわからないので、とりあえずは残りの人生を楽しみながら生きてみることにしましょう。