※幽霊は存在しない?幻覚が見える病気とは?

皆さんは、幽霊の存在を信じていますか?

ちなみに、私は幽霊はいるだろうと思っています。

この目ではっきりと見たことはありませんが、

そういう存在は確かにいて、

人は死んだあとに精神だけの存在となり、どこかへ還っていくのだと、

そして、その一部は地上をさまよっているのだと、

しかし、この世界には頭の良い人が沢山いて、

その中には、

幽霊は存在しないと述べている方も沢山います。

しかし、そういう方々の話にも一理あって、

例えば、「幽霊を見た」という経験は、

ある脳の錯覚や、

幻覚を引き起こす病気にその原因があるかもしれない、ということがわかってきているんだそうです。

では、これは一体どういうことなのでしょうか?

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目次

幽霊は存在しない?心霊写真の原因はある脳の錯覚だった?

幽霊は存在しない!

という主張をする方の中にも様々な立場の人がいますが、

特に、頭の良い科学に精通している方々は、

幽霊を見た!

心霊写真が撮れた!

というような類の話のほとんどは、目の錯覚や、脳の判断ミスで説明がつくと考えているようです。

例えば、以下のような画像を見た時、皆さんには何が見えますか?

これは、ただの樹の画像ですが、

そこには、なぜか人の顔のようなものが見えますよね!

これは、「パレイドリア現象」と言って、

人は、自分の知っているパターンによく似ているものを見たり聞いたりすると、

脳が誤作動を起こして、

まったく違うものなのに、

上の画像の例でいえば、

まるで顔のようなものだ

と誤って判断してしまうことがあるのです。

そして、例えば心霊写真に写りこんだ顔のようなものの正体や、

水面に映った目のようなものの正体は、

その多くが、そのパレイドリア現象によって説明がつくと考えられています。

また、そのパレイドリア現象と非常に似たような意味を持つ言葉として

シミュラクラ現象」というものもあるのですが、

以下の動画ではその目の錯覚で顔のように見える写真がまとめられていますので、興味がある人は是非見てみると面白いですよ。

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幽霊の正体は幻覚?謎の存在が見えてしまう病気とは?

何だか、最近誰かに見られているような気がしたり、

さっき、そこに顔があったように見えた!という場合、

それは、幻覚を引き起こすような、ある病気が原因かもしれないといわれています。

その病気とは、

例えば、「統合失調症」がその1つ!

統合失調症とは、何か特定の1つの病気というわけではなく、いくつかの精神疾患が合わさった結果そう判断されるもので、

例えば、進学、就職、結婚というような、

精神的に不安定になりやすい時期に発症してしまう病気であるといわれています。

この統合失調症は、その症状の1つとして、

幻覚や、幻聴、妄想などの症状がみられることから、

幽霊のような非現実的なものが見えるようになってしまった場合は、もしかすると統合失調症のサインかもしれないとされています。

しかも、驚くべきことに、この統合失調症は、

なんと

100人に1人!

という非常に多くの方において見られる病気であると言われており、

そのため、確かに幽霊を見た、という人の大半は、

そういうストレスからくる幻覚にあると考える科学者や医師が多いこともうなずけます。

また、もう1つ幻覚などを症状を引き起こす原因として知られている病気が

レビー小体型認知症

というもの。

これは、脳内の神経細胞において、

「レビー小体」というたんぱく質の増加が確認されるタイプの認知症であり、

このレビー小体が増加している部位では神経細胞が壊れてしまうために、情報をうまく伝えられなくなり、認知症の傾向や、判断力の低下が引き起こされてしまうと考えられています。

そして、その結果、このレビー小体型認知症という病気の方においては幻覚の症状が確認され、

例えば、パレイドリア現象が起こるような画像を見せると、それを本当に顔のある生き物のように感じてしまうという特徴があります。

そのため、この病気の可能性が疑われる方に対しては、しばしばパレイドリア現象を引き起こす可能性のある画像を使って幻覚症状を調べる「パレイドリアテスト」が行われます。

幽霊は本当に存在しないの…?

レビー小体型認知症の場合は、何人に1人というような詳細なデータは無いようで、しかも高齢者に多いことからも少し特殊な例ですよね。

しかし、統合失調症の場合は、若い方でも発症する可能性もありますし、確かに幽霊を見たという方の中には、統合失調症の症状によって幻覚を見ている可能性も高いのではないかと思いました。

私の知り合いにも、学生の頃幽霊が見えてしまうといっている人がいて、

その人は決して嘘をつくような方ではなかったのですが、

その人は結構家庭環境が複雑な方だったので、もしかすると精神的な部分に影響されて、人には見えないものが見えていてしまったのかもしれない。

大人になった今では新しい家族もいて、その人は大人になってからは幽霊が見えなくなってしまったので、もしかするとそういうことなのかもしれないなと改めて思いました。

ただ、今回お話ししたことは、

幽霊が見えているという話は、その多くは幻覚や錯覚によって説明できるということ

なので、幽霊が存在しないということは、

全く証明できたわけではありません。

そして、こんな記事を書いている私も、やっぱり幽霊は絶対にいると思っている。

テレビで紹介される心霊写真のほとんどは、作り物や合成映像のように見えるものが多いものの、

やはり中には、あまりにも不可解な映像があるのも事実。

しかも、霊感がある人が集まると、何もない場所に同じものが見えたりするらしいけど、

それも科学的に証明できていない。

じゃあ、幽霊とは実際のところ何がそこに存在しているのか?

それが科学的に証明されるのは、まだまだ先になりそうですね。

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