太陽の周りを公転する8つの惑星のうち、
最も太陽に近い場所をまわっている「水星」
地球は太陽の周りを365日かけて公転しますが、
水星は太陽に近い分、周回距離も短いため、
たったの88日で1周公転してしまいます。
ただ、宇宙の惑星の話というと、たびたび火星は話題として取り上げられますが、
おそらく、他の星については知らない方も多く、水星ってどんな星なの?という方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、その水星の特徴と、生命や宇宙人が存在する可能性などについてまとめます。
水星ってどんな星?
太陽の周りには、地球を含め、いくつもの天体が存在していることは知っていても、
改めて考えてみると、その星それぞれの特徴についてよくわからないという方が多いでしょう。
では、そのうち「水星」はどんな星なのかというと
水星は太陽に近い分、よりその影響を強く受けるため、
表面の平均温度は180℃にもなる、灼熱の星です。
また、その重力は地球のおよそ3分の1程度しかなく、
それゆえに、大気をその場に留めておくことができないことから、
水星の大気は地球の1兆分の1程度しかありません。
月も同様の理由で大気が少なく、その水星と月の見た目は非常によく似ています。
水星に生命や宇宙人はいるの?
かつて海があったとされており、比較的温暖な気候が続いていたとされる火星ならいざ知らず、
水星は、先ほど言ったように灼熱の大地が広がっているため、
生命が存在している可能性は限りなく低いでしょう。
そもそも、私たち人間のおおもとの祖先も、初めは海で誕生しましたので、
すなわち流動的に流れる水の存在は、生命が誕生しうる絶対条件の1つと言っても過言ではありません。
また、火星には人工的に作られたような建造物(ピラミッドのようなもの)があると過去に話題となり、宇宙人がそこを訪れたかもしれないというようなオカルト的な噂が広まったこともありますが、
もし仮に宇宙人が本当に太陽系の近くに住んでいたとしても、おそらく水星ほど過酷な環境の星を訪れるということはないでしょう。
水星は、その暑さもさることながら、太陽に近い分紫外線や放射線がより強力に影響してきます。
かつ、バリアとなる大気がないため、
もしそこに生命が降り立てば、特殊な防護服などを着ない限りは、紫外線や放射線によって体の内側を細胞レベルで傷つけられてしまいます。
放射線が細胞単位で生命を傷つけるということはすべての生物に共通することと言っても差し支えありませんので、もし高度な知能を持った宇宙人なら、水星に来るということはないでしょう。
宇宙には、間違いなく他にも生命や宇宙人がいる
さて、しかし水星には宇宙人はいないとしても、
この広い宇宙の中には、
私たち以外にもほぼ間違いなく、我々の知らない生命や、宇宙人が誕生しています。
これはオカルト的な話ではなく、とても現実的な話です。
まず、私たちが住んでいる地球を含め、計8つの惑星は、その主である太陽が従えています。
私たち地球の生物は、その太陽から光や熱などの恩恵を受けることで、様々な進化を遂げることができ多のです。
この太陽という星は、その70%以上が水素でできているガス型の天体であり、この太陽のように自ら光り輝くことができる星を
「恒星」と言います。
そして、私たちは今その太陽と8つの惑星等から成る
「太陽系」の中にいますが、
その太陽系は
「天の川銀河」の中に存在しており、
実は、天の川銀河全体からみると、太陽系の存在は全く見えないと言って良いほど小さなものです。
例えば、以下の画像が天の川銀河であると仮定すると
太陽系はその中心から2万6000光年離れた場所に存在しているちっぽけなもので、
天の川銀河全体の直径は、なんと10万光年もあります。
つまり、天の川銀河の端から端まで行くには、光の速度で10万年も進まなければならず、人類の技術では光の速度を超えることは不可能であるため、未来永劫人類が天の川銀河から出るということは不可能です。
しかしながら、そんな天の川銀河の中でさえ、宇宙人がいる可能性は十分にあります。
何故なら、天の川銀河の中には、
太陽のように自ら熱と光を放つ恒星が
なんと2000億個以上も存在しているからです。
それぞれが、また多数の惑星を従えていると想定されますので、これだけでも他の星に生命がいる可能性は十分に高いと言えます。
しかし、真に驚くべきなのはここからで、
なんと宇宙には、そんな巨大な銀河が、2兆個近く存在している可能性があると考えられています。
もしこれが本当であるとすれば、信じられないほど莫大な数の太陽が宇宙に存在していることになります。
そのため、地球以外に生命が誕生した星がないというのは、とても考えにくい話なのです。
もしかするとこの宇宙には、
地球には存在しえないような巨大生物が支配する危険な惑星や、
本当にスターウォーズが繰り広げられているような、未知の銀河系が存在しているのかもしれません。
まとめ
今回の記事では、水星がどんな星なのか、そこに生命や宇宙人はいるのかということについて詳しくまとめました。
残念ながら、水星に生命はおそらくいませんが、
この広い天の川銀河の中には、他にも生命が誕生している星がある可能性は非常に高いです。
そもそも、天の川銀河の中でさえ、いまだ見つかっていない星は数多く存在しています。
生命が誕生するとすれば、それは太陽のような恒星ではなく、その周りをまわる惑星のどれかですが、
そういった惑星は自ら光ることがないため、地球からではなかなか発見しづらいのです。
そもそも、人類はいまだ水星にも金星にも火星にも降り立ったことはありません。
それほど、宇宙に関する研究の歴史はまだ始まったばかりなのです。
しかしながら、もしかするといずれは他の星にも生命が誕生している星がいくつも発見され、
生命が誕生している星は無数にあるという考え方が当たり前になる時代が来るのかもしれません。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
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