※「漫画村」「漫画タウン」を見る人は違法なのか?

今月4月の11日、政府による対応によって、ついに閉鎖に追い込まれた悪質な漫画海賊版サイト「漫画村

このサイトの月間利用者数は9800万人を超えていたとされ、これはなんと日本で31番目にアクセスが多いと言えるほどのすさまじいアクセス数でした。

これだけアクセス数があると、月間の広告収入は数千万円以上になっていことは間違いないでしょう。

そして、その漫画村のような海賊版サイトの存在による漫画業界の被害額はこれまでに総じて数千億円以上になると見積もられており、今年2月には、日本漫画協会が漫画村を見ないよう呼びかけを行い、話題となりました。

ただ、この声明を出したことによって、画村の知名度がまた一気に上がってしまい、運営側も全くひるむことなく、なんと有料版まで提供するとの告知を出すなど、かなりやりたい放題な様子でした。

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しかし、4月11日についにその漫画村は閉鎖に追い込まれたのですが、

当の漫画村は、閉鎖に追い込まれた直後の4月12日、

今度は「漫画タウン」というサイトとして新たに復活したことをTwitterで報告し、これもまた話題となっています。

そして、この漫画タウンのアクセス数も急増しているそうですが、これに対してまた政府がどのように対応していくのかというところが注目されます。

さて、ということで現在、こういった漫画海賊版サイトはなかなか取り締まることができない現状があるのですが、その漫画村や、漫画タウンは、それを見る人は違法行為に該当するのでしょうか?

気になる方も多いと思いますが、結論から言うと、単純にこれを見る人は、現時点では違法行為には該当しません。

とはいえ、この閲覧は運営者の片棒を担ぐことになるのでもちろんやってはいけないことですし、今後これも違法行為に該当するようになる可能性もありますが、

しかし、そもそも現時点では、漫画村、および漫画タウンの運営者すら違法行為として即座に罰則することは難しいというのが現状なので、そこが非常に問題となっています。だから、漫画村の運営者は、漫画タウンを今度は立ち上げて何事もなかったかのようにしているわけですね。

では、これはいったいどうしてなのか。今回の記事で詳しく解説していきたいと思います。

「漫画村」や「漫画タウン」のような海賊版サイトを見る人は違法なのか?

「漫画村」はもうすでに実質閉鎖に追い込まれているサイトですが、その漫画村の運営者がさらに新たに開設したと思われるのが、「漫画タウン」というサイトです。

今回、政府はインターネット接続業者に、漫画村へのアクセスをブロックするよう促すことによって、結果一般の方々がサイト閲覧をできないような状態にすることにより、実質漫画村のサイト閉鎖に追い込むことができたのですが、

今回の措置は、あくまで「漫画村」という特定のサイトのみの閲覧をできなくするというだけの話だったので、

実はもともと、

ブロッキングなんかやっても、「第二の漫画村」ができるだけで意味がない。

という反対意見は多数出ていました。

しかし、それにしても漫画村の対応の速さには舌を巻きますが、まさか閉鎖から1日で新たなサイトを宣伝するとは驚きです。

さて、ということで、ここからしばらくはもしかするとそういう閉鎖と新設の「いたちごっこ」が続くのかもしれないとわけですが(とは言え、意味のないことを政府ももうしないと思いますけど…)

こういった動きが出てくると、それを興味本位で閲覧してしまっていた人の中には、見る人も違法行為にあたるの?と感じる方もいると思います。

しかし、先ほどもいいましたように、こういった海賊版サイトは、実は見るだけでは違法行為には該当しないのです。

それどころか、なんとそういった画像をダウンロードすることも、今の法律では取り締まることが難しいというのが現状です。

これは、現時点での話なので今後どうなっていくかはわかりませんが、

実は、今の日本の法律では、

ダウンロードをすることによって違法行為に当たるのは録音と録画、つまり音楽と映像のみ

に限定されています。

これは、違法ダウンロードについて議論された2010年ころには、画像の取り締まりまでを強化することには慎重に議論されていたというのがその主な理由です。

ただ、今回のようなことがあると、そのあたりもまた法改正が行われる可能性は高いですね。また、ブロッキングが意味のないことであると分かった今、政府もまた改めてその解決策を見出していく必要があるでしょう。

また、漫画村のような海賊版サイトはウイルス感染の恐れがある悪質なリンクに誘導してくることも平気でやりますので、もしこれまで利用してしまったことがあるという方は、今後アクセスは控えるようにしましょう。

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漫画タウンの運営者が逮捕される日は来るのか…?

漫画村の閉鎖後、即座に漫画タウンの開設を堂々と宣言した謎の運営者。

漫画村にとったようなブロッキング措置が全く無意味なものであるとわかった今、政府が今後どのような対応をとっていくのかというところに注目が集まるわけですが、

結局のところ、

この運営者はどうして逮捕されないの?

と思われる方も少なくないでしょう。

これには、いくつかの理由があるわけですが、

簡単にいうと、漫画村の運営者は、もしその主張が本当だとするのであれば、

100%違法であるとは言えない、

というのが現状なので、

例え運営者を見つけ出したとしても、これを法律で裁けるかどうか微妙なところなのです。

具体的には、この運営者を違法かどうか判断するうえで重要となるのは、主に以下の2点です。

  1. 画像を違法アップロードしてはいないか?
  2. 国内、国外のどちらで運営しているのか?

まず、

「画像を違法アップロードしてはいないか?」

ということですが、先ほど、画像をネット上からダウンロードすること自体は違法ではないといいましたが、その画像をネット上にアップロードする行為は法律に違反している違法行為となります。

なので、画像はダウンロードしても違法にならないというのはあくまで私的利用に限った話であり、それをネット上に公開し、公衆に見えるようにしてしまうことはアウトです。

しかし、漫画村の運営者は、そういった画像は自らがネット上にアップロードしているわけではなく、あくまで第3者がネット上にアップロードしたものを収集し、表示しているだけだと主張しています。

もしこれが本当だとするのであれば、実はこれを法律で違法として裁くことはできない可能性も高いです。なので、この辺りの事実が確認できないことには、運営者を法律で裁くことは難しいです。

次に

「国内、国外のどちらで運営しているのか?」

というのは、かなり重要なポイントです。

というのも、実はこの漫画村、および漫画タウンは、海外に拠点を置くサーバーにサイトが設置されており、もし運営者も海外に移り住んでこのサイトを運営している場合は、日本の法律に抵触しない可能性があるのです。

しかし、もしこの運営者が国内でサイトを運営しているのであれば、これを日本の法律で裁ける可能性もあります。また、海外に拠点を置いているといっても、確実に日本人向けにか運営されているサイトなので、そういう意味では違法行為として裁ける可能性も、「無きにしも非ず」という感じです。

しかし、どちらにせよ、この運営者がやっていることは、

「確実に違法行為」

とは言えないというのが現状なので、誰もこれを訴えたりしたり、強気の姿勢で行動に移せないというのが現状です。

「悪いことをやっているかどうか」

ではなく

「法律に違反しているかどうか」

でしか人を裁けないというところを、運営者は上手く利用しているというわけです。

時代は便利になるものの…

日本の漫画は海外からも高い支持を得ているという話は有名ですが、このままどんどん世界が便利になっていくと、その日本の漫画界が衰退していってしまうのではないかというところが非常に心配です。

そもそも、漫画家にとっては、「BOOKOFF」のような、漫画を立ち読みできる環境があることさえ喜ばしくないことなのに、

漫画村のような海賊版サイトがあると、全く漫画を描くということが仕事にならないということになってしまいます。

そういう意味では、漫画村のような海賊版サイトの台頭によって、BOOKOFFはいったいどのくらい利用者が減ったのかというところも気になるところです。

漫画村の運営者は今は漫画タウンなるサイトを運営しているとのことですが、

政府が今後もブロッキングを繰り返すだけなら、「漫画シティ」や「漫画ワールド」など、次々に新しいサイトが作られるだけになってしまうでしょう。

こうなったら、それを取り締まる法律を作るしかないという話になってきますが、

今後いったいどうなっていくのか、まだまだこの話題は続きそうです。

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