※眠いと体が熱いと感じるのはどうして?

皆さんは「眠い」と感じるとき、それと同時に異常に体が熱いと感じたことはありませんか?

そのまま眠ってしまえればまだ良いのですが、

例えば、眠いのにどうしても寝てはいけないという時(運転中、仕事中、授業中など)、そういう体の熱さに耐えながら、なんとか頑張って起きていたという経験のある方は少なくないのではないかと思います。

そこで今回の記事では、眠いと感じるとき、体が熱いと感じるのはなぜなのか詳しく解説していきたいともいます。

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目次

眠いと体が熱いと感じる理由とは?

学生時代に、授業中にどうしても眠くなってしまったことは誰にでもあると思いますが、

そんなとき、強烈な眠さと闘っていると、が熱いと感じてどうしようもなくなってしまうような経験をしたことがある方も少なくないと思います。

ではその理由とはいったい何なのかというと、

そもそも、それは眠いから熱いのではなく、

よく考えてみると、食後だから「熱い」と感じているのではないでしょうか?

自分が眠いと感じ、体が熱いと感じるタイミングをよく思い出してみてください。

学生にとっての5時間目の授業

小、中、高と大体皆さん進学すると思いますが、

学校は、午前中に4時間目まであって、

そこから昼食、お昼休みがあって、5時間目の授業が始まりますよね?

しかし、この5時間目についうとうとしてしまい、

皆さんがどうかはわかりませんが、先生に起こされているような方を見たこともあると思います。(笑)

ただ、まじめな学生さんはその5時間目の授業でもなんとか頑張って起きようとするものですが、

このタイミングで、体が異常に熱いと感じるのではないでしょうか?

ではこの理由とはいったいなぜなのかというと、

その背景には「食事誘導性熱産生」という現象が隠されています。

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食事誘導性熱産生とは?

食事誘導性熱産生とは、文字通り、食事をとった後に、体の中の代謝の影響によって熱が生まれてしまう現象のことを言います。

例えば、スポーツをすると体が熱くなり、汗などが出てきますが、

実は食後にはそういった代謝量が自然と増えるため、特に体を動かしたりしなくても体の中では熱が生まれてしまうのです。

これはいったいどういうことかというと…

そもそも、食事とは体の中にエネルギーを蓄えるために行うものですが、

その食事によって取り入れた食べ物を分解し、実際にエネルギーとして蓄えるためには、体の中の内臓が頑張ってそれらを消化吸収しなければなりません。

しかし、よくよく考えてみると、この時内臓が非常に活発に動いて頑張ってくれているため、

そういった消化活動にもまた、エネルギーを消費する必要があるのです。

そしてこのエネルギー消費の結果、体内では熱が発生します。

食後に眠いと感じる理由とは?

つまり結論を言うと、眠いと感じるときに体が熱いと感じるというのは表現としては正しくなく、

体が熱いと感じるタイミングで、同時に眠気も襲ってきてしまうためにそう感じるのです。

では、何故食事をとると眠気が襲ってくるのかというと、

実はご飯を食べた後には、満腹中枢の働きによって、覚醒作用のある「オレキシン」という脳内ホルモンの分泌が低下してしまうということがこれまでの研究からわかっています。つまり、何とか起きていようと思ってもなかなか体が言うことを聞いてくれないのです。

また、普段から食べ過ぎの傾向がある方は、血糖値が上昇しやすく、代謝の調整がうまくできなくなってしまい、それが食後の眠気などに影響してきてしまうとも言われています。

食事は「量」より「質」を重視してとるようにした方が良いようですね。

まとめ

ご飯を食べるとどうしても体が熱くなり、さらに眠くなってしまうという方は沢山いると思いますが、

そもそもそういう方たちは、自らの食事や睡眠について今一度よく振り返ってみたほうが良いのかもしれません。

例えば、ご飯を食べると眠くなってしまうというのは今回の記事でお話ししたようなことももちろん関係してくるのですが、

もしかすると、普段から睡眠時間が少し短くなってしまっているというようなことはありませんか?

もしもあなたがまだ学生であるならば、5時間目の授業で注意されないためにも、食べ過ぎや睡眠不足には十分に注意する必要がありそうです。

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