口に出して独り言をいうわけではないのだけれど、頭の中で自分と会話をしてしまい、それが止まらないという悩みを抱えている方は意外と多いようです。
その症状が症状なだけに、あまり人に相談できず、病気なのかどうかと不安になっておられる方もいるようですが、
実際、そういう経験は私にもありますし、調べてみた結果、そういう経験をされている方は他にも結構いるようです。なので、そういったものを過度に心配する必要もないみたいですよ。
ただ、そういうものが頭の中だけにとどまらず、口にまで出すようになることが増えてくると、もしかすると病気のサインかもしれないといわれていますので、今回はそのあたりを詳しくまとめます。
頭の中で自分との会話が止まらない!病気かどうか不安な方へ
頭の中で、まるで複数の自分と会話をするように何かを考えてしまうということがある、という経験をされ、
それがやめようと思ってもなかなか止まらない方がいるようですが、
結論として、そういったものを過度に心配する必要もなければ、それだけで病気と判断するのはまだ早いようです。
実際私も特に若いころ、学生の頃には、勉強をしている際にそういった会話を頭の中で行ってしまうことは結構ありました。
また、自分は何事も慎重に事を運びたいタイプの人間だったので、何かを行動に移したり、発言する前には、頭の中で十分に考え、時には自分と会話することもありました。なので、この記事をご覧になっているあなただけの症状では決してありません。私以外にも沢山いるでしょう。
つまり、そういうものはある意味「クセ」のようなもので、頭の中で会話をすることで結論として話がまとまるのであれば、それはそれで良いのです。
ある意味、そういうクセがあるというのは様々なシミュレーションをするのに適しているのではないかとさえ感じられます。少なくとも、多重人格といわれる「解離性同一性障害」に通じるような症状につながるような過度な心配をする必要もないでしょう。
また、そういうものはやめようとするほどやめられなくなるものなので、そういうものがクセになっているとしても、周りに迷惑をかけるようなことでもないので、無理にやめる必要もないと私は感じます。
独り言が多くなる病気とは?
ただ、そういう頭の中の会話を、口に出してまで言うようになるというのは、もしかすると病気のサインとして現れている可能性もあるとのことなので注意が必要です。
その独り言を1つの特徴とする病気とは、主に精神疾患といわれているもので、
「うつ病」や「統合失調症」のような疾患を発症してしまうと、無意識な独り言が増えてしまうといわれています。
そして、これは決して他人ごとでもないため、実際、独り言が多くなってきたなと感じた場合には、自分が最近過度なストレスを感じていないか、疲れがたまっていないかを今一度よく確認してみるようにしてみてください。
というのも、うつ病は現在16人に1人は生涯に1度はかかる病気とも言われており、
統合失調症も、100人に1人は発症するとも言われています。こういった精神疾患は、数ある病気の中でも非常に頻度の高い病気なのです。
ただ、だからと言って独り言=精神病というわけでもないので早まってはいけません。
特に、1人で部屋で過ごしていたり、テレビを見ているときなどに独り言を言うようなことは、誰にでもあります。
精神病の予兆として出るような独り言は、特にネガティブなワードが多いといわれています。
「自分は本当にダメだ」
「もう消えてしまいたい」
そういう類の独り言がなんだか多いなと感じた場合には、一度人生を立ち止まってみて、一呼吸おいてみると良いかもしれません。
また、特にそういうネガティブではない何てことない独り言なら、気持ちを整理するためにも良いという意見もあります。
精神病の治療に関する話
話が少々本題からずれている気もしますが、実は私の知っている方の中にうつの治療を受けている方がいましたので、最後にその方の話を少々お話ししておきたいと思います。
その方は家族の不幸などから精神的に不安定な状態となってしまい。
結果「うつ病」と診断され、抗うつ薬による治療を受けるようになったのですが、
驚くべきはその薬の作用であり、実はその方はもともとかなりの無口で、声すらなかなか発しないような方だったのですが、
薬を飲むようになってからは、まるで別人のようにおしゃべりな方になってしまい、周りの人を少々驚かせていました。
かといって、その話をしている様子が特に精神的におかしく感じるというような話ではなく、単純に明るくなったので、薬を飲んだことで症状が良くなった例と言えるわけですが、
もともと無口だった方が実はそれだけおしゃべりだったということは、普段薬を飲む前にも頭の中ではかなりの独り言をつぶやいていたのではないか?と私は感じています。
感情をコントロールするということは例え大人になっても難しいことですが、もし頭の中で独り言や自分との会話が多いと感じたり、実際に口に出してしまう場合でも、重要なのはその内容です。
もし、自分は精神的に病んでいるのかもしれないと感じる場合には、1度立ち止まって休憩することも大切なことです。今は仕事も多様化が進んでいますし、例えば仕事がやその人間関係がつらいのであれば、辞めたところで特に問題もないでしょう。
例えば、今はみかん農家も後継者不足で困っているなんてテレビでも特集されていますし、仕事は実際探してみればいくらでも見つかりそうです。
私の知り合いにも転職を繰り返しながら自分が本当にあっている職場を探している方は結構います。
1番大切なことは心の健康だなと私も最近常々感じていますので、皆さんも生きることに疲れたときには、是非息抜きをすることを忘れないでくださいね。