※首相案件は当たり前?その意味や問題点を解説!

2018年の4月10日、

「本件は、首相案件である…」

などと書かれた文書が見つかった問題で、現在再燃している加計学園問題ですが、

このニュースを見た方の中には、

  • 「首相案件」と書かれていることの何が問題点なのか、
  • 「首相案件」とは何を意味しているのか、
  • 「首相案件」と書かれているのは、ある意味当たり前のことではないのか?

などなど、上記のように感じている方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

ということで今回の記事では、その首相案件をめぐる問題について詳しくまとめていきたいと思います。

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文書が出てくるまでの経緯。そもそも、加計学園問題とは?

さて、今回「首相案件」と書かれた文書が見つかったことで野党が騒いでいるわけですが、

そもそもこの文書っていったい何だったのか?そもそも、加計学園問題とはいったいどんな問題なのか、ということについて簡単におさらいしましょう。

まず、話は2006年にまでさかのぼりますが、もともとこの話は、愛媛県の今治市が四国に初となる獣医学部を新設したいという話から始まりました。

しかし、その後2007年から2014年の間にその愛媛県が15回にもわたって獣医学部新設を国に政府に求めましたが、いわゆる「岩盤規制」といわれる否定派からの圧力によってその案はことごとく却下されていました。ちなみに、今回の獣医学部の新設は日本では52年ぶりのことです。

しかし、その後2015年6月4日に、愛媛県今治市が「国家戦略特区制度」を活用した獣医学部新設を申請し、これが認められそうな方向で話が進みます。

ちなみに、それまでの15回は小泉内閣の時に導入された「構造改革特区制度」を利用した申請を繰り返し、ことごとく却下されていました。

そして、国家戦略特区を利用した申請によって、2017年の1月4日、ついにその愛媛県の今治市に獣医学部を新設できる事業者が募集されるところまで来たわけですが、

その後2017年の1月20日に、その事業者として岡山県の学校法人「加計学園」が選ばれ、加計学園が管理する岡山理科大学の新学部として2018年の4月に開学されることが決定しました。

しかし、ここから安倍内閣は疑惑を持たれる話へと移り変わっていくわけですが、

その後、野党などの調べによって、当時首相の秘書を務めていた柳瀬氏は、2015年の4月2日に愛媛県の職員、および加計学園の関係者らと面会をしていたということが発覚します。

つまり、この時点で事業者は安倍総理と仲の良い加計孝太郎氏が理事長を務める「加計学園」で行くと決まっており、加計学園ありきで話が進められていたんじゃないかということで、そこに忖度があったのかどうかという疑問を抱かれているのが、現在「加計学園問題」といわれているものです。

しかし、その面会に出席したとされる当の柳瀬氏は、この面会について

「記憶の限りではあった覚えはない」

と面会への出席自体を否定。

さらに、この面会の内容を記録した文書はないと政府は言い張っていたのですが、

ところが一転、今月4月10日に、愛媛県の職員がその面会の内容を綴った文書が見つかり、

そこには柳瀬氏が出席していたことがわかる文面と、さらに柳瀬氏が

「本件は首相案件である」

と述べたという記録が残っており、

現在、柳瀬氏、および安倍内閣はさらに窮地に追いやられてしまっている、というわけです。つまり、

「今まで嘘ついてたんじゃねーか!」

とさらに野党に追及材料を与えてしまったというわけですね。

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首相案件は当たり前?その意味と問題点とは?

さて、ということでいったいどこから見つけてきたのか…。

朝日新聞の記事によって無いといわれていた文書の存在が発覚してしまったわけですが、

その首相案件と書かれていた文書、しつこいくらいメディアに取り上げられていますけれども、いったいこの「首相案件」と書かれていることの問題点とはいったいどんなところなのでしょうか。

ということで、結論から言うと、実はこの「首相案件」と書かれていたというのは、それ自体はそれほど大きな問題というわけではないんですね。

というのも、この首相案件という言葉は、それ自体が全くの違法ということではありません。そもそも文書も愛媛県職員が書いた「メモ」という扱いで、公文書という扱いでは一応ないわけですし

「本件は、首相案件である」という柳瀬氏のものとされる発言は、その「本件」が何を意味するのか、ということで、首相案件というものの内容が大きく変わってくるのです。

例えば、この本件が「加計学園と結託した獣医学部新設」ということなら、これは完璧にアウトでしょう。

しかし、これが「首相が進めてきた国家戦略特区を用いた獣医学部の新設」という意味だけなら、首相案件、というのは、当たり前とまではいかないかもしれませんが、ある意味言ってもおかしくない言葉ではあります。国家戦略特区は、安倍総理がかねてより進めてきたまさに首相案件ですので。

ただ、それにしても「首相案件」という言い回し自体が、そもそも政府内で使われることのないものだそうなので、そういう意味では疑問が残るところではあります。

ただ、この文書が出てきたことの重要な問題点は、「首相案件」という言葉があったということより、それによって政府が面会していないと言い張っていたことが、嘘だったということがほぼ決定的になってしまったということです。

朝日新聞の記事なのですべて鵜呑みにするのは怖いところですが、愛媛県の知事がその文書は真面目な県職員が書いたものであると認めているわけで、こういう経緯を踏まえるのであれば、面会はあったと考えるのが普通でしょう。

結局、獣医学部はもう開学しているわけで…

さて、というわけで森友学園問題、それに関連する文書書き換え問題、イラク日報問題、そして加計学園問題と様々な問題点が発覚し、そろそろ危ない安倍政権ですが、

さんざん疑惑の対象となっている岡山理科大学の獣医学部は、今年2018年の4月に予定通り開学しているわけで、そこには獣医になりたいと頑張って入学した生徒が沢山いるわけです。

だからこそ、この問題がずるずると続くのはその子たちにとっていい迷惑でしかありませんし、何とかして早急に終わらせてほしいと願うばかりです。

また、獣医学部はポンポン作ればいいというわけでもないですが、岩盤規制が緩和されない今の日本の現状をがまずいわけで、そういう意味では与党の追及も結構なことですが、もっと他に重要な部分について議論してほしいと思いますね。

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