※カタツムリの性別はどう見分ける?エスカルゴとの違いとは?

カタツムリの飼育をしてみたい!

と考えている方もいると思いますが、そのカタツムリを飼う上で、

性別の見分け方」について知りたい方もいるでしょう。

しかし、ここで衝撃の事実を述べさせていただきますが、

実は、カタツムリには性別がありません!

そのため、例えばカタツムリを2匹同じケースに入れて飼育しておくと、

その2匹のカタツムリが交尾を行った結果、

その2匹の両方が、母親となって産卵を行います。

何とも不思議な生態ですが、

今回はそんなカタツムリの性別に関するお話しと、

よく食用として利用される、エスカルゴとカタツムリの違いについて解説したいと思います。

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目次

カタツムリに性別がないってどういうこと?

私たち人間や、その他の動物のほとんどには、オスやメスという性別がありますが、

実は、カタツムリには基本的に性別というものがありません。

これはどういうことかといいますと、

カタツムリの体内には、

「オスの生殖器」と「メスの生殖器」

の両方があり、交尾をする際には、その2匹のそれぞれがオスの生殖器の方で相手に精子を与えるのです。

そして、その結果2匹それぞれが産卵を行い、子孫を繁栄させていきます。

我々人間の感覚からすると、非常に興味深い話ですが、

このような特徴を持つ生物のことを「雌雄同体」であると言い、

実は、自然界にはこういった雌雄同体の特徴を持つ生物が割と沢山存在しています。

例えば、植木鉢をひっくり返すと隠れているミミズも雌雄同体として知られていますし、

海の中にいる巻貝の中にも、雌雄同体のものがいます。

ちなみに、この雌雄同体の生物は、稀に自分の体の中だけで受精反応を行うことがあります。

つまり、カタツムリがパートナーに出会えなかったとしても、自分の力だけで子供を産んでしまうことがあるのです。

このようなことは非常に稀だそうですが「自家受精」という名前で知られています。

なので、もしカタツムリを1匹だけ飼育していて、数か月たっていきなり卵を生んだとしたら、それは自家受精をしたからかもしれません。

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カタツムリとエスカルゴの違いとは?

皆さんは、エスカルゴ料理を食べたことはありますか?

私は何度か食べたことがありますが、結構美味しいな~と思いました。

若者に人気のファミリーレストラン「サイゼリヤ」にもそのメニューとしてエスカルゴがありますよね。

ただ、このエスカルゴとは、まさにフランス語で「カタツムリ」という意味の言葉なので、

実は、カタツムリとエスカルゴに具体的な違いというものはありません。

しかし、その食用として使われるエスカルゴは主に、

  • リンゴマイマイ
  • プティ・グリ
  • グロ・グリ
  • アフリカマイマイ

のような大型の種類が用いられることが多いので、

例えば、日本にいる小さいカタツムリも、種類によっては食べられないこともないみたいですが、あえてこれを進んで食用にするということはあまりなかったようです。(ただ、日本のカタツムリを食用にしていた地域も少なからず存在していたようです。)

ただ、最近ではリンゴマイマイはその数が減ってきており、その代替品としてアフリカマイマイが使用される傾向にあるそうで、

実はこのアフリカマイマイは、外来種として日本に持ち込まれ、沖縄ではその野生化したアフリカマイマイたちが多くみられるようです。

アフリカマイマイは、本州で見られる丸い殻をかぶっているようなものとは違い、本当に貝のような殻を背負っています。

ちなみに、リンゴマイマイはこちら↓

ん~まさにカタツムリですね…(笑)

ちなみに、アフリカマイマイは貝のような殻をかぶっているといいましたが、実際、カタツムリの祖先は海にいた貝の仲間であったと考えられています。

そのため、カタツムリが貝のような殻をかぶっていても何ら不思議はなく、

貝の仲間と聞くと、食用にするのもなんとなく納得ですよね?

ちなみに、そのカタツムリがさらに進化をし、殻を脱ぎ捨てたのが「ナメクジ」ですが、

実は海の中にいる「ウミウシ」も貝の仲間で、その殻が無くなってしまったものなんです。

ウミウシは非常にカラフルな姿をしているので、好きな人も多いですが、実はその生態はナメクジに近いんですね。このウミウシの先祖も、もともとは貝殻をもっていたと考えられています。

そして、そのためナメクジは英語で「slug」といいますが、

ウミウシは「sea slug」、つまり海のナメクジと呼ばれています。

まとめ

今回の記事では、カタツムリの性別に関する情報や、カタツムリとエスカルゴの違いなどについて解説しました。

ちなみに、カタツムリは貝類の仲間といいましたが、海にいる巻貝は魚と同じようにエラ呼吸をしているものの、カタツムリは陸上で生活していけるようにその体を発達させ、肺呼吸をする生物へと進化しました。

そのため、実はカタツムリは水の中に入れると呼吸ができなくなって死んでしまうので、雨を好みません。体の90%以上が水分なので、じめじめした時期や、雨上がりの時間帯を好みますが、まさに雨が降っているときには、じっとして動かないことも多いのです。

うっかり水たまりにでも落ちてしまうと、おぼれて死んでしまうので、葉っぱなどにくっついて雨が上がるのを待ち、雨をしのぎます。

本当にか弱い生物カタツムリ。

もしうっかり水たまりに落ちてしまったカタツムリを見かけたら、助けてあげると良いことがあるかもしれませんよ(*^-^*)(笑)

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