※サーベルタイガーの強さや大きさは?ライオンとの比較を解説!

今からおよそ1万年ほど前にその姿を消した古代のネコ科肉食獣

サーベルタイガー

このサーベルタイガーは今のネコ科には見られない異常に発達した牙を持ち、また屈強な前足を持っていて、それで相手を押さえつけ、その長い牙で獲物の血管を切り、失血死させていたと考えられています。

想像しただけでも非常に恐ろしいですが…(^-^;

ではそんなサーベルタイガーが、もし現代の百獣の王

ライオン

と闘ったらどうなるのでしょうか?

今回の記事では、サーベルタイガーの強さや大きさ、そしてライオンとの比較について詳しく解説します。

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目次

サーベルタイガーの強さと大きさについて

サーベルタイガーが登場したのは、今からおよそ2300万年ほど前。その少し前に現代に生きるネコ科の動物たちとの共通祖先と別れ、独自の発達を遂げた動物がサーベルタイガーになりました。

その中でも非常によく知られていて、さらに最大級のサイズを誇ったのが、

マカイロドゥス

という分類に属するサーベルタイガーです。

このマカイロドゥスの体長は約2.5m程度。

体重は300Kgにもなったといいます。

ただ、このマカイロドゥスの中にもいくつか種類があり、

最後の時期に登場した

マカイロドゥスkabir

という種のものは、

その体重が350Kg~490Kgにもなったと予想され、かなりの大きさを誇っていたようです。

言わずもがなその強さもかなりの者だったようで、大型の草食獣などを襲って食べていたとされています。

サーベルタイガーとライオンを比較!

サーベルタイガーという名前がついていますが、

この動物は今生きているタイガー(虎)とは決して近縁とは言えません。

先ほど、サーベルタイガーが現代のネコ科動物と別れたのは2000万年以上も前であるといいましたが、

ちなみにライオンとトラがその種を分けることになったのは今から300万年ほど前です。

そのため、ライオンとトラは比較的近縁種と言えるのですが、サーベルタイガーはライオンにとってもトラにとってもかなり遠い親戚なのです。

では、そのサーベルタイガーと、現代のライオンとではどちらが強いのかというと、

まず、現代にまで生き残っているライオンの中で、最大の大きさと、おそらく強さを誇るのが

アフリカ北部、現在のエジプトからモロッコにかけて生息していた

バーバリライオン

というライオンです。

なぜ「生息していた」と言ったかというと、このライオンは現在野生にはほとんど存在していないとされています。かつて1922年に絶滅したとも考えられていたのですが、1996年に再発見され、2007年に1頭が保護され、現在その混血種を増やす活動が行われているのです。

また、既に亡くなったモロッコ国王「ムハンマド5世」が私的に持っていた動物園で、その純血種が今日に至るまでなんと32頭も飼育されていたことが最近になって発覚しました。そのため、現在その純血種達の子孫を増やす活動も行われています。

このバーバリライオンは、その体長は最大で4m以上にもなったという逸話まで残っているほどの超巨体で、過去に存在した最大級のサーベルタイガーと比較しても決してそのサイズでは引けを取りません。

では、もしそのサーベルタイガーの中で最大種の者と、バーバリライオンを戦わせたらどうなるのかというと、

おそらく、

ライオンに軍配が上がるのではないかと予想されます。

その理由を解説します。

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決め手は咬筋力と俊敏性

これは誰も実際にサーベルタイガーを見たことはないので、あくまで予想になっていますが、

実はサーベルタイガーは、

その咬筋力(噛む力)は、今のライオンと比較すると3分の1程度であったという予想がされています。

また、俊敏性も今のネコ科の肉食獣の方が優れていたとされており、そのあたりが決め手となって、例えば大きさが同じもの同士なら、強さはライオンの方が上なのではないかと予想されます。

ただ、もしかするとライオンは、サーベルタイガーの前足の力に対抗できずに押さえつけられ、その牙で致命傷を与えられてしまう可能性はあります。

ちなみに、サーベルタイガーはその牙を活かすために、

なんとその口が120度も開くものもいたといいます。

「サーベルタイガー」と「ライオン」

現代では決して見られることのない対戦カードですが、皆さんはどちらが勝つと思いますか?

ギネス認定されたネコ科の最大種

ちなみに、これまでにギネスに認定されたネコ科の動物の最大種は、実はバーバリライオンではありません。

では、それはいったい何かというと、

おそらく皆さんも一度はその名を耳にしたことがあるのではないかと思いますが、ネコ科の肉食獣で最大種としてギネス認定されたのは、

ライオンを父に持ち、トラを母に持つ

ライガー」です。

このライガー、体長は3.5mを優に超え、体重は400Kg~600Kg近くにまでなるといいます。

ちなみに、父がトラで、母がライオンとなって生まれてくるものは、

ライガーではなく、

タイゴンと呼ばれます。

これらの雑種は通常自然界では見られませんが、

しかしながら、カナダの北極圏では過去に奇妙な姿をした熊が見つかり、それがグリズリーとホッキョクグマの雑種であると判明したこともあったため、

もしかするとたまたま出会ったライオンとトラが雑種を残す可能性は、無きにしも非ずです。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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