※ゾンビは実在した?今後パンデミックが起こる可能性を解説!

ゾンビといえば、言わずと知れたゾンビ映画「バイオハザード」は有名ですが、

これまでに、ゾンビを題材にした映画やゲームはいくつも作られてきました。

例えば、2013年にブラッド・ピット主演で公開された映画「ワールド・ウォーZ」は、まさにそのゾンビを題材にしたものであり、

2007年にウィル・スミス主演で公開された映画「アイ・アム・レジェンド」もそのゾンビを題材にした映画でした。

アイ・アム・レジェンドの緊迫したシーンの動画がありましたのでご紹介します。

このシーンは、主人公であるウィル・スミス演じるロバート・ネビル博士の愛犬が建物の中に迷い込んでしまい、それをネビル博士が探しに入るシーンなのですが、

この映画に登場するゾンビ「ダーク・シーカー」は、日中はこういった暗い建物の中に身を潜め、夜になるのを待っています。

ダーク・シーカーはもともとは人間でしたが、「はしかウイルス」をもとに開発されたがん治療薬が突然変異を起こして誕生した「クリスピン・ウイルス」の感染によって、人を襲うゾンビへと変異してしまったのです。日の光に弱く、日中は全くその姿を見せません。

このような話は、架空の話だと思って聞けばまだ面白いですが、実際にこういう事件が起こり、パンデミックが起きたらと考えると、とても怖いという言葉だけでは片づけられません。

しかも、実は過去には、まさにこのゾンビが実在したのかと思うような事件が発生しています。

今回の記事では、その事件の概要と、今後パンデミックが起こる可能性について解説します。

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目次

ゾンビは過去に実在した?2012年に起こった事件について

これまでに、日本でゾンビが実在したなどと話題になったことはありませんが、

実は2012年には、まさにそんなゾンビが実在したのかと噂される悲惨な事件がアメリカで発生し、話題となりました。

これは、ある意味では非常に有名な事件なので、もしかするとご存知の方もいるかもしれません。

遡ること2012年の5月26日、それはまだ日が明るい日中に起こったのですが、

この日、アメリカフロリダ州のマイアミにあるフリーウェイ沿いで、男2人が争っているという通報を受けた警察が現場に駆け付けたところ、そのおぞましい光景を目の当たりにすることになります。

なんと、現場では裸の男2人が寝そべっていたのですが、片方の男がもう片方の上にのり、下にいる男性の顔を食いちぎっていたのです。この一部始終は、現場近くにある防犯カメラによってとらえられていました。

現場に駆け付けた警察官は、上にのっている男性にやめるよう呼びかけましたが、それに応じる様子もなかったため、男に向けて発砲を開始。

しかし、銃に撃たれている間も食べるのをやめなかったため、警察官は加害男性をやむなく射殺しました。

この時、下で被害を受けていた男性はすぐに病院に運ばれ、治療を受けた結果一命をとりとめましたが、両目を失うなどの非常にひどい怪我を負ってしまいました。

では、なぜこのような事件が起きてしまったのかというと、射殺された加害男性は複数の薬物を使用していた疑惑がもたれており、これにより精神異常をきたしてしまったものと考えられています。

加害者側の知人の話によると、加害男性は普段暴力的な様子などはなく、いたって普通の男性だったという話です。

またこの1ヶ月後にも、アメリカのジョージア州にて、催涙スプレーを浴びせても、スタンガンを浴びせても、弾丸を浴びせてもなおお構いなしに襲ってくる若い男性が逮捕され、これらの一連の事件はゾンビ事件として全米を震撼させました。

また、これら一連の事件には、人の狂暴性を誘発する「バスソルト」と呼ばれる薬物が関係していたものと考えられています。このバスソルトで精神異常をきたすと、全く痛みを感じなくなるそうです。

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ゾンビウイルスのパンデミックが起こる可能性について

しかし、今ご紹介した事件は、薬物接種によって精神異常が起きた事例であり、これが人に移るというような心配はありません。

では、「アイ・アム・レジェンド」のような、ウイルス感染が原因となり、人から人へパンデミックが起きるようなウイルス性のゾンビが今後誕生する可能性はあるのでしょうか?

まさに、フィクションのような話ですが、実際このような事件が起こる可能性は、決して0ではないようです。

というのも、この世界にはすでに、そのゾンビウイルスに変異する可能性のあるウイルスが存在しているからです。

それが、「狂犬病ウイルス」です。

日本ではもはや撲滅されたとも言われる狂犬病ウイルスですが、南米やアフリカなどの発展途上国ではいまだにこの狂犬病ウイルスが猛威を振るっている地域もあり、世界では毎年5万人以上もの方がこの狂犬病によって亡くなっています。

狂犬病ウイルスは、予防接種による予防は有効ですが、もし感染し、発病してしまうと、これを確実に治す方法は現時点では開発されていません。つまり、その致死率はほぼ100%です。

このウイルスの特徴は、感染がおこると次第にそのウイルスが脳へと到達し、脳を破壊し始めるというところです。すると、人は狂暴的になり、水を恐れるなどの特徴を見せますが、次第に脳の破壊が進み、亡くなってしまいます。

また、この狂犬病ウイルスは犬からの感染が圧倒的に多いためにそう呼ばれていますが、実際には犬以外からも感染する恐れがあります。

例えば、過去に狂犬病に発症した15歳の少女は、コウモリに噛まれた結果狂犬病ウイルスが感染してしまったと考えられています。

つまり、例えば狂犬病にかかった人間が周りの人間に噛みつく場合でも、その粘液からウイルスが他人に侵入する可能性は0ではないのです。なので、この治療を行う人もまさに命がけでしょう。

しかし、現時点ではこれは人をゾンビのように変えてしまうという類のものではありませんが、今後このウイルスが新しいタイプのものに変化し、それがまさに人々をゾンビのように変えてしまうという可能性は十分に考えられます。

実際、ウイルスはその環境に適するタイプにすぐ変異しますので、これは決して現実味のない話ではありません。

狂犬病と同じく、治療が困難なウイルス性の感染症としてHIV感染症が挙げられますが、このHIV感染症の現時点での有効な治療法は、複数の抗ウイルス薬を投与することで、ウイルスの増殖を防ぐ「HAART」という治療法です。

では、このHAART治療ではなぜ複数の抗ウイルス薬を利用するのかというと、1つの薬ではすぐにウイルスがそれに耐性を持つタイプへと変異してしまうからです。そのため、複数の薬によって違う角度からその抑制を図るのです。

ちなみに、HIV感染症が進行し、体中の免疫システムがボロボロに破壊されてしまった結果発症したとみなされるのが、AIDSと呼ばれている病気です。

AIDSを発症すると、もうこれを治すことはできず、免疫システムの機能が著しく低下することから、普段ならかからないような感染症を発症し、これが原因で亡くなってしまいます。HIVウイルスは人に感染した後、約10年近くもの長い時間をかけて体内の免疫システムを破壊し、AIDSの発症へと導きます。

世界はゾンビウイルスのパンデミックで終焉を迎えるかもしれない

我々人類がどのような終焉を迎えるのかという説には様々なものがあります。

例えば、小惑星の衝突や、人工知能による反乱などです。

実際、約6600万年前には直径10Km以上の小惑星が地球に激突し、これによって地球上の生物の80%が死滅したと考えられています。恐竜のほとんどが絶滅したのもこのためです。

また、人工知能の知性は、2045年に全人類の知性の総和を超えると予想されています。そのまま開発が進んでいけば、感情に限りなく近いものを獲得することもいずれ可能でしょう。

しかし、それらに比べたら、ウイルスの拡大によってパンデミックが起き、人が人でなくなる、もしくは人が絶滅するという方がよっぽど現実味がありそうです。

専門家の中には、ウイルスによって人が絶滅するというのは、1週間以内などの短い期間に世界的に広まることがなければ心配ないと述べている方もいるようですが、今度誕生するウイルスの中にそのような常識が当てはまらないタイプのものが存在しないとは決して言いきれません。

実際、現時点では狂犬病ウイルスは基本的に空気感染はしないようですが、これが空気感染するタイプのものに進化するだけでも、相当な脅威になるといって良いでしょう。

それがいつ起こるのかは誰にも予測できませんが、もしかすると明日、世界的にニュータイプのウイルス感染が起き始める可能性も、0ではありません。

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