鳥類でありながら、空を飛ぶことをやめ、
その生活圏を陸上にのみ限定したという変わった過去を持つ鳥
「ダチョウ」
ダチョウは現存している鳥類の中で最も大きく成長するものであり、その体長は2m以上、オスの場合は3m近くにまで大きくなります。
メスは最大で2mほどなので、オスの方が大きく成長します。
またその体重も、オスで最大級のものだとなんと130kg近くにまでなるものもいるといいます。本当に大きいということがわかりますよね、
それに対して、世界で最も小さく、そして軽い鳥は、
「ハチドリ」の仲間です。
そのハチドリの仲間であるマメハチドリという鳥は、なんとその体長はたったの4cm程度のものもいて、最も軽いものは、
体重がなんとたったの2gしかありません。
最大のダチョウの体重は130kg、すなわち130000gなので、その差が尋常ではないということがよくわかるでしょう。
しかしながら、そんなダチョウにも小さい頃はあります。やはり、雛として生まれたての頃は非常にかわいいです。
そこで今回は、ダチョウの雛が誕生する瞬間の動画について紹介しますとともに、大きくなったダチョウが披露する変わったダンスの動画をご紹介します。
ダチョウの雛が生まれる瞬間!小さくてかわいい!
ダチョウは鳥類の中で最大ですが、その雛はやはり小さいです。
とはいえ、おそらく皆さんもご存知のように、
ダチョウは卵も鳥類最大。
そして、生まれてくる雛も、ほかの鳥に比べれば大きいです。
では、その雛が生まれる瞬間をご覧ください。
生まれたばかりで、何が起こったのかよくわからない様子なのがさらにかわいいですね(^^)
生まれたばかりの雛の体重は約1kgということなので、ここからどんどん大きくなっていくのでしょう。ちなみに、ダチョウは野生のものは50年近く生きるそうですよ。
ただ、このダチョウはアフリカに生息しており、肉食獣も数多く周りに生息しているため、雛が生まれても、無事に大人にまで成長できる個体は決して多くはないみたいです。
ダチョウの求愛ダンス
生き物の「求愛行動」は自然界ではしばしばみられるものですよね。
そして鳥類の中では、ダンスを披露する種類のものも数多くいます。
ニューギニアに生息する「カタカケフウチョウ」という鳥のダンスは、非常に軽快なステップで、そのダンスでメスを魅了します。(魅了というよりも、困惑している?笑)
一体どこでこのような変わった求愛行動を身に着けたのか、非常に興味深いですが、
一方ダチョウの求愛ダンスは、でかい分、何とも言えない気持ちになるものです(笑)
以下の動画は「宮崎市フェニックス自然動物園」で撮影されたもののようで、ダチョウが掃除をしてくれている飼育員の方にダンスを披露しています。非常に面白いのでご紹介させていただきます。
ん~、シュールですね(^-^;(笑)
ダチョウは真剣にダンスを披露していますが、相手は人間。
飼育員のお兄さんは、そのダチョウを軽やかにかわし、職務を全うしています。
種を超えた愛は実らなかったようです。
まとめ
今回は、ダチョウの雛に関する情報や、ダチョウが披露する求愛ダンスについてご紹介しました。
ちなみに、ダチョウを含め、鳥類の先祖はもともと2足歩行をしていた比較的小さな恐竜であったことが分かっています。それが鳥類に進化し、さらに複雑な分化を遂げていったのです。
また、ダチョウのような空を飛ばない鳥も、その祖先はかつて空を飛ぶものであっただろうと考えられています。
ただ、鳥類の誕生自体は今から1億5000万年前にまでさかのぼりますが、鳥類には分化せず、恐竜として繁栄をつづけ、地上を支配していた大型の恐竜たちが今から6600万年前に姿を消したため、それからダチョウの祖先である鳥はその生活圏を陸上へと移したようです。
ダチョウをたどっていくと、その祖先はどのような恐竜や鳥に行きつくのか、非常に興味深いですよね(^^)
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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