【2018】人間はこれから未来に向けてどう進化していくのか?

我々は「ヒト属」に属する生物ですが、

そのヒト属は、今から約600万年前に猿から分離して誕生しました、

その後、今から約280万年ほど前に、地球上で初めての「人類」が誕生したのですが、

同時期に、人類は他にも何種類かのものが誕生しています。

その後、最終的に我々の種が誕生したのは今から約30万年ほど前であり、

今生きている我々現生人類は、学術名的には

ホモ・サピエンス・サピエンス

という種として知られています。

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「ホモ・サピエンス」というものなら聞いたことがある方も多いと思いますが、

実はこの「ホモ・サピエンス」の中には、さらに「ホモ・サピエンス・イルダドゥ」という種のものもいました。

しかし、こちらはもう既に絶滅しています。

なので、今生き残っている我々は、

「ホモ・サピエンス」種の亜種である

「ホモ・サピエンス・サピエンス」なのです。なんだかややこしいですね(笑)

このようにして、長きにわたる進化の中で我々の種がやっと誕生したわけですが、

具体的には、そこから今に至るまで、「人間」は一体どのように進化してきたのでしょうか?

その生物の歴史を振り返りながら、

さらにこれから人間は未来に向かってどう進化していくのか、詳しくまとめていきたいと思います。

目次

生物の進化の歴史

我々の今いる宇宙は、今から約138億年前に誕生したと考えられていますが、

その後、我々のいる星、地球が誕生したのは今から約46億年前です。

この時は、まだ地球上にはまだ生物すら誕生していなかったわけですが、

その後、今から約38億年ほど前に、地球上に初めての生物が誕生しました。

それは、今の人間のような多細胞生物ではなく、アメーバのような単細胞生物です。

しかし、こういった生物がその後非常に長い時間をかけて環境にあった生き方を探し、

今から約10億年前に、初めて多細胞生物へと進化したと考えられています。

つまり、単細胞生物が多細胞生物になるまでには実に30億年近い年月が必要になったんですね。

その後、またその多細胞生物は様々な生物へと進化を遂げていくことになるわけですが、

今から約2億500万年ほど前に、地上を支配することになるある種の生物が誕生することになります。

それが、今でもなおファンが多い「恐竜」です。

恐竜はその後約1億5000万年近くにわたって地上を支配することになりますが、

突如としてその歴史は幕を閉じることになります。

その原因は、約6600万年前に起きた直径10Kmもの巨大隕石の襲来です。

この隕石の衝突によって、その落下地点から1000Km以内にいた生物は即死し、

地球上の生物の約80%が消えたと考えられています。

しかし、この時我々の祖先となる小さなネズミのような生物はなんとかその災害から生き残ることに成功し、

これがその後様々な進化を遂げ、我々のような人類の祖先である「猿」や、海の中のクジラのような生物にまで進化していったと考えられています。

ちなみに、この時恐竜は完全に絶滅したものかと思われていましたが、実は小型の肉食恐竜の中には生き残ったものもおり、

それが今現在の「鳥類」に進化したという説が有力視されるようになってきました。

つまり、「ニワトリ」も元をたどれば恐竜だったのです。

ヒト属の誕生から現代に至るまで

さて、ここからの話は最初にお話しした通りで、今から約600万年前にヒト属が誕生し、30万年ほど前に我々の種が誕生しました。

そして、このころから人類はすでに、ある種の文化を築いていたことがわかっています。

また、このころには火を使って調理するということも覚えました。

これによって摂取できる栄養も増え、人間は簡単な言語もこのころには獲得していただろうと考えられています。

さらにその後、いまから約5万年ほど前には技術的な革新がもたらされ、道具は洗練され、さらに複雑化した言語を獲得していただろうと考えられています。

また、当時の人類は厳しい自然界を生き抜くために、狩りの方法や地形など、様々なことを記憶していたため、今よりも脳は大きかったと考えられています。つまり、単純な知識こそ今の方が増えましたが、こと「生きる」能力においては当時の人間の方が優れていたのです。

ちなみに、この時点ではまだ我々現生人類以外の種も存在しています。

その内の1種である「ホモ・エレクトス」は今から約1万年前に絶滅しましたが、その原因についてはよくわかっていません。

かくして、我々現生人類はその競争の中を生き抜いてきたわけですが、

今から約1万2000年ほど前に、初めて人類は「農業」を始めました。徐々に現在に近づきつつありますね。

そして、この農業の開始によって、人類は初めて「分業制」を獲得します。

そして、個人個人の関わりがより密接になり、ここから、より高度な文明や、村や町、王国に至るまでのより大きな組織が誕生していきます。

これがさらに、情報伝達、知識の共有を促し、人類はさらに飛躍的な進歩を遂げることになりました。

そして今から約500年前には、我々人間は、数学や科学、物理学などより高度な分野について学びはじめ、それから約500年経った現代に、我々人間は生きているのです。

どうでしょうか?こうやっていざ人類の歴史を振り返ってみると、改めて我々はまだ進化の途中であり、これからどう進化していくのかということもなんとなく見えてきますよね?

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人間はこれから未来に向けてどう進化していくのか?

今の我々は、技術の革新的な進化によって、1人1台スマホを持つことも珍しくありません。

そのため、何か困ったことがあればすぐに調べることができますし、まさに知識の詰まった図書館を1人1人が持ち歩いているようなものです。なので、これからの技術革新は今までの比ではないでしょう。

また、医療の進歩によって高齢出産も可能になりましたし、何より人間1人1人の寿命が延びました。この寿命はさらにこれから延びていくだろうと予想されています。

では、その姿形はこれからどう進化していくのかというと、過去を振り返ればわかりますように、ここ数十年から数百年の間にそれほど大きな変化があるかどうかというところは難しいようですが、少なくとも今後人類は、どんどん細くなっていく傾向にあるようです。

この理由は、今後肥満の解消の技術が進化を遂げ、そもそも太っている人の方が少なくなるためであると考えられています。

さらに、以前に比べると豊富な栄養素を摂ることができるようになったため、人間の身長は今後伸びる傾向にあるとも考えられています。

なんと、人類の平均身長は、今から1000年後には2mを超えているであろうと予想されています。もしこれが本当であれば、町にある建物も自然とより大きくならざるを得なくなりますね。

さらに、固いものをかまなくなる習慣から、歯の数は減り、人類の顔の形もさらに細くなっていくと予想されています。

しかし、手と目のより細かな調節が必要となり、手は今より伸び、目は今よりも大きくなるだろうと考えられています。

また、技術は革新されていく一方で、人類はその仕事の大半をAIに任せるようになることから、脳みそはさらに小さくなっていくだろうと考えられています。なので、あまりにAIを進化させすぎると、いつか人類はそのAIに太刀打ちできなくなってしまう時代が来るかもしれません。

これだけでもかなり異様な人物像が浮かび上がってきますよね。

もしかすると、我々今の現生人類が1万年後の未来に行ったら、そこにいる人間は今の我々からするとまさにエイリアンに見えるかもしれません。

また、よくSF映画などに登場する目の大きなエイリアンの姿というのは、まさに我々が未来に進化を遂げた形にそっくりなものなのかもしれません。

我々はまだ進化の途中

我々は頭がよくなりすぎてついつい忘れてしまいますが、我々人間は今後もまた数万年以上その種をつないでいくことになるわけで、そのころの未来の人間からすると、今の私たちはまだ技術的に幼い古代人のように思えるものなのでしょう。

もしかすると、そのころの人間は不老不死になっているかもしれません。まるで映画のような話ですが、私たちの体細胞は1個だけなら不死化させることも可能なので、体全体の細胞が永遠に分裂を繰り返す不死化を獲得していたとしてもおかしい話ではありません。

また、宇宙にはいまだに確認ができていない物質「ダークマター」がかなりの量で存在していると考えられており、それは今我々の体も通過していると考えられていますが、もしそれらを観測することに成功すれば、またさらにそこから新しい技術などが生み出されるかもしれません。

宇宙の誕生の秘密に迫る、「無」から「有」を創造するという謎も解明されつつあるかもしれません。

そういった進化を目の当たりにできないのは残念ですが、逆に人間はこれからどこまで進化してしまうのか、その未来の世界が少々怖くも感じますね。

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