皆さんも、これまでに一度は宝くじを購入したことがあるかもしれませんが、
それで本当に億万長者になる方がいる一方で、
宝くじを購入する方の多くは、利益を得ることなく終わることになります。
では、そんな宝くじが当たる確率と、
空からいきなり隕石が降ってきて、
それが皆さんの頭や体に当たる確率は果たしてどのくらい違うのでしょうか?
今回は、その双方の確率について解説します。
宝くじが当たる確率と、隕石が当たる確率は?
宝くじが当たる確率は非常に低いですが、
それでもやはり、中には本当に何億円という額を手にする方もいます。
では、そんな宝くじで
「1億円」が当たる確率はどれくらいかというと、
その確率は、一般的に
「1000万分の1」といわれています。
こちらは完全に数学的に集計して出すことのできる値なので、非常にわかりやすいデータです。
しかしながら、隕石が当たる確率というものはこれまでに統計がとられたわけではないため、非常に算出しづらい値ですが、
過去にイギリス紙によって報じられたものによると、
隕石が人に当たる確率は、
「1億分の1」とされています。
1億分の1というとあり得ない話ではないというように感じますが、
宝くじで1億円が当たるよりもはるかに可能性としては低いので、
例えば皆さんが宝くじ売り場に並んでいるときに、隕石の衝突によって命を落とす可能性は限りなく0に近いです。
しかし、その値は0ではないわけですが、
実は、隕石が落ちてくること自体は、それほど珍しいことではありません。
隕石は年間何個落下しているのか?
我々は普段、隕石の落下に立ち会うことなどありませんが、
隕石は例え石ころ程度の大きさでも、秒速10kmもの速さで落下してくるため、当たればただではすみません。
2016年には、実際に隕石(もしくはロケットの残骸)の落下による死亡事故がインドで発生していますが、
実は、そういった小サイズの隕石の落下は、年間で何度も発生しています。
というのも、実は地球には年間で数千個もの小天体が、ほぼ毎日のように大気圏へと突入しており、
その中で、実際に大気圏を通過するものの割合も、決して少なくはないのです。
しかしながら、それらの9割は、海や人のいない地域に落下しているため、
実際に隕石として人に見つかる数はその内のごくごく一部にすぎません。
ちなみに、過去約100年間の間に、実際に隕石として発見されているものの数の割合は、
およそ600個程度なので、
年間に換算すると、およそ5~10個の隕石が、実際に隕石として発見されています。
しかし、実際はそれ以上の隕石が地球の表面には落下していることになります。
そのため、一生の間に隕石の落下の瞬間の目の当たりにする確率は、決して低くはありません。
2013年に起きたロシアチェリャビンスク州の隕石落下
2013年には、ロシアにかなり大きいサイズの隕石が接近し、爆発して話題となりましたが、
この隕石は、上空数十kmの場所でいくつかの破片に分裂し、
そのそれぞれが地上に落下しました。
しかし、その破片の中でひときわ大きなものがのちに湖から発見され、
なんとその重さは、実に600kgもありました。
えっ⁈ 何 600kgだと?
チェリャビンスク隕石 こんなに大きいの回収したのか⁉︎ http://t.co/3WsmJL0wRv pic.twitter.com/TokYhDyyKp— ぜろすぺ~す (@0space0) 2014年2月15日
これが、湖に落ちたというのは本当に幸運なことであり、
もしもこれが街中に落ちていたとしたら、ほぼ100%死傷者が出ていました。
ただ、実はこのような大きな隕石が落ちることも、数年~数十年に1度はあることだそうです。
ちなみに、この隕石は分裂前は重さ10トンほどある塊であったと考えらえており、もしもそれがそのまま地上へと落下していたら、広島の原爆をはるかにしのぐ衝撃を生み出し、地上の数千人以上もノ方々が無くなっていた可能性がありました。
まとめ
今回の記事では、宝くじが当たる確率と、隕石が当たる確率について比較して解説しました。
隕石は、そのほとんどが大気圏を進んでいくうちに、塵となって消えてしまいます。
その最後の瞬間、隕石は「プラズマ」という状態となって発光するのですが、
これがいわゆる「流れ星」といわれているものです。
隕石はものすごい速さで大気中を進むため、瞬間的に圧縮された大気がものすごい熱を放つために、隕石は溶けて燃え尽きてしまうのです。
そのため、もしもこの地球から大気が無くなったとしたら、地球は瞬く間に無数の隕石の襲来の被害にあい、人々は外に出歩けなくなってしまうでしょうね(^-^;
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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