【衝撃】隕石の落下と恐竜絶滅までの流れを解説!

現在、この地球上を支配しているのは「哺乳類」ですが、

今から6550万年前までこの地球上を支配していたのは、

大型の「爬虫類」

つまり「恐竜」でした。

恐竜の登場は今から約2億3000万年前までさかのぼりますが、

そんな恐竜の中でも特によく知られる

ティラノサウルス」は、

今から6850万年前~6550万年前までの、最後の300万年の間地上に君臨した、

その時代において食物連鎖の頂点に立つ存在でした。

しかし、そんなティラノサウルスも含め、

ほとんどの恐竜たちは、

今から6550万年前に起きた、

隕石の落下」によって命を落としてしまうことになります。

では、その恐竜の時代が終わるとき、地球ではどのような出来事が起こったのでしょうか?

今回の記事では、隕石の落下と、恐竜絶滅との関連について解説します。

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目次

隕石の落下と恐竜の絶滅について

恐竜が絶滅した理由については長い間議論が続いており、現在も完全にその議論に終止符が打たれたわけではありませんが、

現時点では、恐竜は隕石の落下が主な原因となって絶滅したという説が最も有力視されています。

この時地球に落下したのは、直径10km前後と推定される規格外のサイズを誇る隕石であり、

そんな隕石が、時速6万4000km~7万2000kmというすさまじい速度で地球へと接近し、

現在の南北アメリカ大陸の間にあるメキシコの、ユカタン半島の先端部分に落下しました。

この「隕石説」が広く受け入れられるようになったのは、そのユカタン半島から実際に直径180kmにもなる超巨大な隕石クレーターが見つかったためであり、

その時生じたエネルギー、衝撃波は、地球全体を包み込むように伝播していったと考えられています。

そして、特に恐竜達が多く生息していた北米大陸では、その空気中の温度は数千度にまで達し、

恐竜たちは肺を焼かれ、最初の24時間でほぼすべての恐竜が絶滅することになってしまいました。

ちなみに、かのティラノサウルスはまさに北米大陸に生息する恐竜だったため、この隕石による直接的な影響によって絶滅してしまったものと考えられています。

地球上の80%の生物が絶滅

隕石の落下が引き起こしたのは恐竜の絶滅だけではなく、

なんとこの隕石の落下によって、

地球では実に全体の80%もの生物が絶滅してしまったと考えられています。

実は、隕石がもたらしたものは、その単純な衝撃波や、熱エネルギーだけにはとどまりません。

まず、この隕石の落下は、そのすさまじい衝突によって、

宇宙空間にまで達するほどの大量の粉塵を空へと巻き上げたと考えられています。

これが、太陽の光を遮ることとなり、地球は一時非常に寒冷化が進みました。

また、同時期に大規模な火山活動が起きていたこともわかっており、その時噴出した火山灰も日光を遮る原因となりました。

また、隕石落下の影響から大量の硫酸ガスも発生し、

なんと隕石落下から数年にわたって地球には酸性雨が降り注いだこともわかっています。

このような急激な環境の変化の影響から、ほとんどの生物はそれに耐えられず、陸上の生物も、水中の生物も、その多くが絶滅することとなってしまったのです。

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2013年に起きた隕石落下事件

皆さんは、2013年にロシアで起きた隕石落下事件を覚えていますでしょうか?

それが起こったのは2013年2月15日のことであり、

ロシアのチェリャビンスク州という場所に直径17mの隕石が接近し、

大気圏を突破した後、上空数十kmのところで爆発しました。

しかし、この直径17kmという大きさは、恐竜を絶滅させた10kmのサイズのものとかなり小さく感じますが、

実はその17mの隕石が爆発したエネルギーは、

なんと広島に投下された原爆が放出したエネルギーの30倍にも達したと見積もられています。

ただ、広島の原爆は地上600mという超近距離で爆発したためにあれほど甚大な被害を出しましたが、この隕石はそれよりももっと高い上空数十kmの場所で爆発したために、大規模な災害にはならずに済みました。

しかし、それでもやはり地上の建物の窓ガラスを割るほどの衝撃波を地上へと届けたので、

もしこれがもっと地上表面に近い場所で爆発していたら、

下にいた人々はその多くが死亡し、過去数千年例のない大規模な災害になっていた可能性があります。

そして、実はこのサイズの隕石は、現代の技術をもってしても、どこからいつ来るのかという予測を立てることができず、実際に来てみないとわからないのです。

そのため、もしかしたら今日、

皆さんのお住まいの地域に突如として隕石が落下してくる可能性も、決して0ではありません。

まとめ

今回の記事では、隕石の落下と、恐竜の絶滅との関係について解説しました。

恐竜を絶滅に追い込んだ、直径10kmものサイズの隕石が落ちてくることはそうはありませんが、

実は、地球にはほぼ毎日、年間で数千個以上もの天体が大気圏へと突入しています。

しかし、そのほとんどは大気圏で燃え尽きてしまい、

大気圏を通過したものも、海や人が住んでいない地域に落ちているため、隕石の落下によって人が死亡するということはなかなかありません。

実際、年間数千個と大気圏に突入する天体のうち、隕石として発見されるのは10個程度といわれています。

しかし、そういった隕石が年間で何個も地球上に降り注いでいることは確かなことであり、

その速度はなんと秒速数kmにも達するので、当たったら間違いなく死亡してしまいます。

それが人にあたることはめったにあることではありませんが、皆さんの頭にぶつかる可能性も0ではないので、皆さん是非頭上には気を付けるようにしてください…(笑)

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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