※鳥羽水族館のジュゴン「セレナ」の年齢は?

人魚のモチーフになったとも言われる海棲哺乳類

ジュゴン」は、

近年日本近海ではその姿がほとんど見られなくなってしまい、

世界的にも、その数はかなり減少傾向にあります。

そして、その飼育の難しさから、現在日本で飼育されているジュゴンは

たったの1匹だけです。

そして、その1匹というのが、

現在、鳥羽水族館で飼育されている、

人気者のメスのジュゴン「セレナ」です。

このセレナは、2018年の4月15日に、鳥羽水族館に来館してから31年が経ちました。

では、そんなセレナの年齢は、具体的には一体何歳なのでしょうか?

今回の記事では、日本で唯一飼育されているジュゴン、セレナについて解説します!

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目次

鳥羽水族館の人気者のジュゴン「セレナ」の年齢はいくつなの?

セレナは、現在日本で飼育されている唯一のジュゴンであり、

実は、世界的にもジュゴンはセレナを含め計5頭しか飼育されていないため、彼女は非常に貴重な存在です。

そんなセレナは、

そのまったりとした様子と、

むしゃむしゃとエサを食べる様子から非常に人気者で、

鳥羽水族館を代表する動物です。

そして、そんなセレナは今年2018年の4月15日で来館31年を迎えたのですが、

そんな彼女の実際の年齢はいくつなのかというと、

詳しい話によると、セレナはもともと1986年に、フィリピンのパラワン島付近で迷子になっているところを保護され、その翌年に鳥羽水族館にやってきたそうです。

そして、その保護された当時のセレナはまだ小さく、保護された当時で、およそ1歳の個体だったようで、

彼女の実際の年齢は、飼育期間よりも1年長い、

32歳程度であると考えられています。

ちなみに、ジュゴンは長生きのものは70歳くらい生きてくれるそうなので、もしそのくらい生きてくれるとするのであれば、ちょうど折り返しというところですね。

ちなみに、ジュゴンの飼育期間の世界記録は31年5ヶ月であり、セレナはもう間もなくその期間を超えようとしています。

是非、セレナにはこれからも長生きしてほしいですね(^^)

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そもそも、ジュゴンとはどのような動物なのか?

ジュゴンは現在完全に海の中に生息していますが、

実はそのルーツは、

陸生の四足歩行の哺乳類にあります。

その動物は、今から5000万年以上前までは陸上に生息していたと考えられていましたが、

その一部は、大型の水棲爬虫類の絶滅によって「空き」が出た海へと進出していき、

そのまま陸に残ったものは、

なんと、今の「ゾウ」になりました。

そのため、ジュゴンは実はゾウと近縁な動物なのです。

言われてみれば、なんとなく雰囲気が似ていますよね。

ジュゴンは、以前には日本近海、特に沖縄を含む南西諸島の海域に多く生息していましたが、

最近ではめっきりその個体数が減り、日本では絶滅危惧種に指定されています。

ジュゴンは特定の藻類しか基本食べない非常に偏食な動物で、

南西諸島ではそういったエサ減少傾向にあることなどがその個体数現象の理由です。

2017年には、沖縄の近海で子供のジュゴンの存在が確認されるなどの嬉しいニュースもありましたが、

是非数少ないジュゴンのためにも、是非ずっと綺麗な海を保っていっていただきたいですね…!

まとめ

今回の記事では、鳥羽水族館で飼育されているジュゴン「セレナ」の年齢や、

ジュゴンとはどのような生物なのかということについてまとめました。

ジュゴンは1955年に初めてその飼育が開始されてから、今までに合計で30例以上の飼育記録があるものの、

彼らは音や光に非常に敏感で、ストレスを感じるとすぐに弱ってしまうため、飼育が非常に難しい動物として知られています。

また、ジュゴンを飼育するうえで何よりも大変なのがその「食費」で、

なんと、セレナのために1年間にかかる食費は2000万円にもなるといいます。

特定の藻類しか基本的に食べず、さらに新鮮なものしか食べないため、セレナのお世話は大変なようです。

しかし、セレナは鳥羽水族館を代表する人気者。

セレナを見にやってくる方も非常に多いので、

言ってしまえば、セレナのおかげで2000万円くらいは余裕で稼いでいそうですよね(^^)(笑)

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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