※カカポは日本の動物園で見られる?その値段は?

カカポはニュージーランドにのみ生息する固有の鳥であり、数いるオウムの中で、

唯一「飛べないオウム」として知られています。

その可愛らしいころころした見た目からカカポを好きになってしまう方も多く、その姿を一目見たい、または飼ってみたいという方も多いようです。

では、このカカポは果たして日本の動物園で見られるのでしょうか?

そしてペットショップでの購入は可能なのでしょうか?

詳しく調べた結果をまとめます。

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カカポは日本の動物園で見られる?その値段は?

おそらくこの記事をご覧の皆さんは、カカポが絶滅の危機に瀕していたということはご存知の方が多いのではないかと思います。

1990年代には一時50羽程度にまで激減してしまったカカポですが、しかし最近ではその保護活動が進められており、2015年には123羽にまで回復し、さらに2016年にも数十羽のカカポの雛が誕生したと伝えられています。

そのため、おそらく今は200羽程度にまで回復していると考えられますね。

しかし、その数を見れば、まだまだ十分な数とは言えず、いまだ絶滅の危機にあることは間違いありません。

そのため、残念ながらすべてのカカポはニュージーランドの保護区内で厳重に保護されており、現在日本の動物園でこのカカポを公開しているところはなく、もちろん販売もしていないので値段も付けられません。

もしいつか十分に個体数が回復して売りに出されても、かなりの値段で取引されることになるでしょう。

しかし、シロッコ君と名付けられたカカポには、年に数回だけ会える機会があるそうです。その貴重な体験をしたとある方のブログを発見いたしましたので、是非読んでみてはいかがでしょうか?(*^-^*)

⇒カカポのシロッコ君に会いに。

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カカポはかつて100万羽もいた

カカポは今でこそ絶滅の危機に瀕していますが、そんなカカポもかつては100万羽ほどおり、ニュージーランドでは非常にありふれた動物であったと考えられています。

というのも、かつてニュージーランドには人間がおらず、また陸上にカカポの天敵となるような哺乳類が全くいなかったのです。日中は空にワシなどの天敵がいましたが、夜に陸に降りる分にはカカポ達にとって脅威となるものはいませんでした。そのためカカポは夜行性という習性を身に着けたのだと考えられています。

天敵がいなければ、カカポたちは夜の間は注意力は特になく、のそのそと地面を歩きまわったり、さらに誰に聞かれるのもお構いなしに声をあげていました。そして、自然豊かだったニュージーランドにはエサとなる木の実もあふれていたことから、カカポは平和に暮らしていたのです。

しかしながら、今から1000年ほど前に、ついにニュージーランドに人間が移住してきました。

ちなみにニュージーランドはオーストラリアから2500kmほど離れた場所にある、以下の地図でいうと赤く色づけられた島であり、人が来るまではまさに孤立した島でした。

すると、人間はカカポを食料や衣類などにするために狩り、さらに人間によって持ち込まれた、犬、猫、イタチなどの外来の生物によって、カカポの数は瞬く間に減っていきました。100万羽もいて、木をゆすれば必ずと言っていいほど落ちてくるカカポを見る機会も、徐々に減っていったのです。

そして、ついにはその数は50羽にまで減り、事態を重く見たニュージーランド政府がその保護に乗り出したというわけなんですね。

まとめ

今回の記事では、カカポは現在どうなっているのか、その絶滅に瀕するまでの歴史などと併せてまとめました。

カカポはもともと数的にありふれていたということもあってか、その繁殖活動を頻繁的に行うという訳でもないため、数年おきにしかなかなか数が増えません。しかし、その中で着実に数が増えつつあるというのは非常に良いニュースですよね。

いつか、日本の動物園でもカカポを見ることができるようになるといいですね(*^-^*)

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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