【2018】沖縄のジュゴンの生息数は?沖縄の水族館で飼育されてるの?

我々と同じ哺乳類でありながら、海の中に住んでいる動物、

ジュゴン

そんなジュゴンと近縁な動物は、実は陸生哺乳類の「ゾウ」であり、

ジュゴンは今から5000万年以上前にゾウとの共通祖先と別れ、海へと進出していったと考えられています。

このジュゴンは、以前は沖縄の広い地域で見ることができた動物でしたが、

近年では、環境破壊や漁業における混獲などの影響から、その生息数は激減してしまいました。

では、具体的に現在2018年の生息数はどのくらいなのでしょうか?

また、沖縄の水族館でジュゴンを見られるのかどうかということについても併せて詳しくまとめます。

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目次

沖縄のジュゴンの生息数は?

かつて、日本国内には合計300頭程度のジュゴンが生息していたと考えられていますが、

現在では、そのジュゴンの生息数は激減し、

なんと、沖縄にいる3頭のジュゴン以外は全て絶滅してしまったと考えられています。

ちなみに、日本国内で実際に個体を識別できているものが3頭のみということで、もし他にいるとしても合計で10頭以下だろうと見積もられていたのですが、

その3頭のうちの1頭は、2015年の6月24日を境にその姿を見せなくなり、死んでしまったか、どこかへ移動してしまったものと考えられていました。

補足すると、その3頭は、それぞれ個体A、個体B、個体Cと呼ばれていたのですが、このうちいなくなってしまったのは、個体Cです。

なので、その2015年6月24日以降日本国内でその存在が確認されているものは2頭のみだったのですが、

昨年2017年に、沖縄北西部の沿岸で母親と思われるジュゴンと一緒に泳ぐ、子供のジュゴンの新たな目撃情報があり、もしかするとその繁殖に成功した可能性があるとされています。

ジュゴンは一生のうちに5.6頭しか子供を産まないため繁殖率が低く、さらにその子供が成熟して大人になる割合もかなり低いため、それが今日の絶滅寸前にまで追い込まれてしまった1つの理由でもあるのですが、

もしも子供が沖縄近海で生まれたということなら、これは非常に嬉しいニュースです(^^)

ただ、日本のジュゴンが絶滅寸前に追い込まれてしまっていることは間違いないので、

そのジュゴンを本当に絶滅させないためにも、環境保護と、混獲を防ぐための対策を行うことが課題となっています。

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沖縄の水族館にジュゴンはいるの?

沖縄といえば、国内最大規模の水族館

沖縄美ら海水族館」が有名ですが、

ジュゴンは沖縄周辺に生息する生物ではありますが、残念ながら沖縄美ら海水族館でその姿を見ることはできず、沖縄内にある他の水族館でもジュゴンは飼育されていません。

今現在、日本国内でジュゴンの姿を見ることができるのは、三重県鳥羽市にある

鳥羽水族館」のみであり、

ここでは、推定年齢32歳の「セレナ」と名付けられたジュゴンが飼育されています。

しかし、沖縄美ら海水族館には、ジュゴンと非常に近縁な動物である、

マナティ」は複数頭飼育されています。

マナティは今から2000万年ほど前に、現在のジュゴンとの共通祖先と分かれ、淡水地域にまで進出していった動物であり、

ジュゴンといくつかの違いはあるものの、その姿形はよく似ています。

ちなみに、鳥羽水族館ではこのマナティも飼育されているので、鳥羽水族館ではジュゴンとマナティを両方見ることができます。

まとめ

今回の記事では、沖縄にいるジュゴンの生息数や、ジュゴンがいる水族館についてまとめました。

ジュゴンはその個体数は世界的に見ても年々減少傾向にあり、日本には本当に数えるほどしか残っていません。

その個体数から見ても、日本のジュゴンが絶滅するのはもはや時間の問題かもしれませんが、

今残っているジュゴンが少しでも長く生きられるように、なるべく沖縄の海は綺麗なまま守っていってほしいですね。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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