【解説】タカラダニの天敵は?餌は何を食べているの?

タカラダニとは、毎年3月ごろになると卵から孵り、5月ごろにその成体の数がピークに達するダニの仲間です。

タカラダニはなんといってもその鮮やかな赤い色が特徴的であり、体長は1mm程度しかないものの、地面をよく見てみるとその存在は非常に目立ちます。

ただ、このタカラダニはその活動期間はとても短く、6月にはその数は激減し、7月にはほとんど自然界では見られません。

このタカラダニは地面や壁の隙間にある苔などに卵を産み付け、この子供は卵のまま秋と冬を越えることになります。

タカラダニはいまだにその研究例が少なく、謎多き生物の1種ですが、

そのタカラダニについて気になることの1つが、そのタカラダニにとっての天敵とはいったいどの生き物なのかということと、

普段、このタカラダニは何を餌として食べているのかということについてことです。

そこで今回の記事では、そのあたりについて詳しくまとめていきたいと思います。

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タカラダニの天敵は?

自然界に生きる生物には、例外なくその天敵となる存在がいるものと考えられますが、

例えばタカラダニとほぼ同じサイズである「アブラムシ」は、

しばしば「テントウムシ」に捕食されてしまいます。

そのため、テントウムシはアブラムシにとっての天敵です。

しかしだからと言って、おそらくテントウムシはタカラダニにとっての天敵にはなりません。

というのも、タカラダニは非常に動きが速く、危険を察知すれば素早く逃げることができるからです。

一方アブラムシは、実はテントウムシが近づいてきてもほとんど逃げることはせず、無抵抗なまま食べられてしまいます。

まるでテントウムシに食べてくれと言わんばかりの注意力のなさです。

一方、タカラダニは非常に動きが速いので、おそらくテントウムシが近づいてきても余裕で逃げることができます。

また、アブラムシはしばしばそのタカラダニの餌にもなっているようです。

動画だと拡大しているのでかなりタカラダニが大きく感じますが、実際はもちろんかなり小さいです。

そのため、タカラダニにとって天敵となる存在は、タカラダニの素早さを上回り、かつタカラダニを餌にするような小型の生物であると考えられますが、

ここで、その最有力候補となるのは

ハエトリグモ」のような小型の素早いクモです。

その素早さには、本当に驚かされます。

以下の動画はハエトリグモがアブラムシを捕食するシーンですが、アブラムシは身動き1つとれません。

タカラダニは5月に大量発生しますが、おそらくその中には確実にハエトリグモに遭遇してしまうものもいると思われますので、そのうち何匹かはハエトリグモの餌食になってしまっているものと考えられます。

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タカラダニの餌は?

先ほど、タカラダニがアブラムシを捕食しているシーンを見ていただきましたが、

このようにタカラダニは自分より小柄な生物をとして食べるほか、

咲いている花についている花粉や、アスファルトに散らばっている花粉、

さらに、キノコのような菌類が出す胞子や、その菌類そのものなどを餌として食べており、

その食性は非常に広いと考えられています。

そのため、アブラムシのようにどこか一か所に密集するのではなく、

その素早さを生かしながら色々と歩き回り、餌を見つけて食べているようです。

ただ6月に入ると、日本は梅雨に入り、

食料も減り、そもそも雨で流されてしまう影響などから、

タカラダニの個体数は激減し、卵として次の世代を残して死んでしまうようです。

そのため、タカラダニの1番の天敵は、もしかするとその雨なのかもしれません。

よくできた食物連鎖の仕組み

先ほどアブラムシがテントウムシに食べられている映像を見ていただきましたが、食物連鎖とは非常によくできた仕組みだなと改めて深く考えさせるような映像だなと感じました。

その生物それぞれが自分に適した生態的地位位に就くことでその仕組みが出来上がるわけですが、冗談ではなく、先ほどのアブラムシはまさにテントウムシやその他の小型の生物の餌になるためにいるような存在ですよね(アブラムシに失礼かもしれませんが…)

そんなアブラムシは、植物の中を流れる師管液を吸って生きているわけですが、テントウムシにとってはそんなアブラムシが植物になっている実のごとく、ごちそうのように見えるのでしょう。

しかしながら、そのテントウムシはさらにそれより大きな昆虫や、寄生タイプの生き物の栄養源となり、

それを、さらに大きな生物、例えば鳥などが食べ、

例えばその鳥が死ねば、その体は微生物たちのエサとなり、そのフンはまた植物の養分にもなります。

我々生物のエネルギーとなる養分は、常に自然の中でぐるぐると回っているのですね。

まとめ

今回の記事では、タカラダニの天敵や、その餌について解説しました。

タカラダニは素早いため、これを捕まえるためにはそれ以上の速さが必要になりますので、実は元気に動き回っている間は天敵はほとんど存在しないのかもしれません。

それに、5月ごろになるとこのタカラダニは爆発的に発生するため、少し食べられたくらいでは、種として生き残るうえではそれほど問題はないと言えるでしょう。

ただ、その爆発的に増えた個体最終的には死んでしまうわけなので、それらはアリのような小型の昆虫が処理しているのかもしれないですね。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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