タカラダニは、毎年3月ごろになると卵から孵り、5月ごろにその成虫の数がピークに達するダニの仲間です。
鮮やかな赤い色をしているのが大きな特徴であり、普段は小さいのでなかなか気が付かないかもしれませんが、5月ごろに壁やコンクリートの地面などを見ると、このタカラダニが沢山歩き回っているのを発見できると思います。
コンクリート土留めの上で 探査中のタカラダニの仲間?
他の惑星に行って、アレコレ探査するロボットみたいw
一瞬でフレームから消える機動力は凄いよ。
ワープしてるんじゃないかな・・・ pic.twitter.com/CZOPmGWDwQ— ぢゅん (@lovejunn4884) 2016年5月14日
このタカラダニは、特に人の血を吸うこともなく、基本的には無害と言って良い生物なのですが、
家の中にいると気持ちが良い気はしませんし、
誤ってこのタカラダニの上に座ってしまったりすると、衣類に赤いシミができてしまう原因となってしまい、これは簡単には取れません。
そのため、しばしば不快な存在として扱われるのですが、
場合によっては、このタカラダニが屋内で沢山見つかることもあるかもしれません。
すると、このタカラダニはもしかしたら飛ぶのか?と感じる方もいるかもしれませんが、
今回の記事では、そのあたりについて詳しくまとめていきたいと思います。
タカラダニは飛ぶの?屋内にはどこからやってくる?
タカラダニをあまりにも屋内で発見した場合、この生き物は一体どこからやってくるのかと驚いた方々もいるかもしれません。
2階などで発見すると、
もしかするとタカラダニは飛ぶのかな?と思った方々もいるかもしれませんが、
基本的にはタカラダニは飛ぶことはありませんので、なにか別の方法で屋内に侵入してきたことになります。
その場合考えられるのが、
- 外を歩いている間に衣類などにくっついてきてしまった場合や、
- そもそも、歩いて屋内にまで侵入してきてしまった場合、
- さらに2階で現れる場合には、2階のベランダなどがそもそものタカラダニの住処になっている可能性があります。
タカラダニはビルの屋上などの日当たりが良い場所を好み、
見方を変えれば、ビルの屋上まで余裕で歩いて行ってしまいますので、
家の2階までは簡単に歩いていくことができますし、
窓やドアが開いた隙に入ってきてしまったり、網戸の隙間などから入ってきてしまう可能性があります。
タカラダニは体長約1mm程度しかありませんので、わずかな隙間さえあれば侵入することが可能です。
タカラダニは思いのほか歩くのが速い
タカラダニは体長1mm程度しかないといいましたが、実はこれはダニの仲間の中では比較的大型です。
そして、普段はなかなか目に見えない生物ですが、
実はその歩く速さは、思いのほか速いです。
そのため、壁なども簡単にすいすいと登ってしまいますから、家の中に入ることは簡単です。
また、このタカラダニは、動物の体から出る皮脂やフケなどをお目当てに、その体に寄生してしまうことがあります。
そのため、犬などのペットを飼われているご家庭では、その散歩中にいつの間にか多数のタカラダニが体にまとわりつき、そのまま屋内にまで入ってきてしまうという可能性もあります。
この場合、タカラダニは犬に害こそ与えませんが、衛生上好ましいものではありませんので、
シミが残ってしまわないように、シャワーなどを使って優しく洗い流してあげるようにしましょう。
ダニはクモの仲間
ダニというと、なんとなく小さすぎて普段その姿をあまりまじまじと見ることはないと思いますが、
実は、ダニはクモに近縁な生物であり、
タカラダニの姿かたちも、そのクモに非常によく似ています。
ノートの上に現れ、ついつい撮影してしまった。
とても綺麗なタカラダニ(?)。いずこから…。 pic.twitter.com/fbbvjXZkfg— ごうぎ しげる🔬 (@sgougi) 2016年5月26日
また、タカラダニは自分より小さな昆虫なども捕食するので、その生態もクモに近いと言えます。
クモといえばすばしっこく動くのが1つの特徴ですが、タカラダニの動きが速いのもなんとなく納得ですね。
まとめ
今回の記事では、タカラダニは飛ぶのかどうか、そもそも屋内にいるタカラダニはどこからやってくるのかということについて詳しくまとめました。
タカラダニはコンクリートのような乾いた地面を好み、
かつ、そこに苔でも生えていると、タカラダニが卵を産み付けてしまい、次の年に大量発生してしまう可能性があります。
そのため、もし自宅のベランダがまさにコンクリートなどでできた地面で、苔などが生えている場合には、そこがタカラダニの住処になってしまわないように、綺麗に掃除をしておくようにしましょう。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
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