※ダイオウイカを生きたまま捕獲した前例は?味がまずいのはなぜ?

ヨーロッパの神話に登場する「クラーケン」のモデルにもなっている可能性があるともいわれるダイオウイカ。この巨大生物の話を聞くと、なんだかワクワクして胸が躍るという方も沢山いるのではないでしょうか?

実際に海の中で出くわしてしまったら心臓が止まるほど驚くと思いますが、そんなダイオウイカを、生きたまま見てみたい!と筆者は思いました。

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という訳で、そんなダイオウイカを生きたまま捕獲した前例はあるのか、ということについて詳しく調べてました。生きたままこれを見られるのであれば、是非見てみたい!

また、過去にダイオウイカを食べてみたら味が非常にまずかった!なんてニュースも話題になっていましたが、じゃあなんでダイオウイカは味がまずいのかということについても解説します!

目次

ダイオウイカ、生きたまま捕獲された前例は?

人類はこの先、宇宙空間で新たな生物を発見するときが来るかもしれませんが、

それ以前に、私たちが住んでいるこの地球にも、まだまだ未確認生物は沢山いるといわれています。

特に、そういった生物がわんさかいるだろうといわれているのが、地球の表面積の70%を占めている海の中です。もしかすると、まだ見たこともないような巨大生物なんかもいるかもしれませんよね(*^-^*)!

ただ、どうやら巨大なイカがいるらしいというのはもう世界的にもわかっていることで、

つまり「ダイオウイカ」と呼ばれているものは、なんと最大の個体は体長18mにも達するといわれています。

流石にそんなのと海で出くわすのは絶対に嫌ですが、できることならそんな18mのイカを生で見てみたい!そう思い、過去にこのダイオウイカが生きたまま捕獲された例はあるのかということについて調べてみました!

すると、ありました!日本でも生きたまま捕獲されていた例が!

それが2014年2月25日とわりと最近のことで、兵庫県新温泉町の諸寄漁港という場所で、日本としては初めて生きたままダイオウイカが捕獲されました!

写真はこちらでご確認ください。

このダイオウイカは、長い触腕が無くなった状態でさえ体長4m13cmもの大きさがあり、漁港から300m離れた沖で生きたままの状態で見つかったそうです。

生きたままの個体が日本で初めて捕獲されたのは、わずか4年前のことだったんですね!結構前から話題になっているのに、ダイオウイカは本当に珍しい存在のようです。

ただ、私が望んでいたのは、生きたままの個体が捕獲され、それが水族館などに生きたままの状態で送られることだったわけですが、この個体はその後博物館へと寄贈され、研究などに利用されたそうです。

ええ、生きたままにといてよ…笑

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2015年には、泳いでる姿が撮影される!

という訳で、この時は生きたまま捕獲して水族館へ、という訳にはいかなかったわけですが、

その翌年の2015年12月24日には、富山県にて体長約4mのダイオウイカが発見され、その泳いでいる姿の撮影に成功しています。

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でかい!!

いやー迫力ありますね。

しかし、このダイオウイカは撮影するにとどまり、捕獲はしなかったようです。

そして、日本はだめなら、世界はどうなんだという話になりますが、

調べてみましたところ、やはり世界にはまだこのダイオウイカを生きたまま捕獲して飼育してる前例はないようです。

こう考えると、本当に現代ってまだまだ知らないことだらけですよね。

大地震の予兆ともいわれている深海ザメ「メガマウス」もまだ生きたままの飼育例はありませんし、海の中はまだまだ謎だらけです。

ダイオウイカの味がまずい理由とは?

さて、という訳で、まだまだ謎が多く、貴重な存在であるダイオウイカなのですが、

実は日本人は、そんなダイオウイカを過去にスルメにして食っているんですね!

正直別に食べたいとは思わないですが、すごく貴重な体験であることは間違いない!

そして、実際にそのダイオウイカをスルメにして食べたのが、2015年の2月22日のこと。富山県で2014年に捕獲され、スルメに加工して展示されていた6.3mのダイオウイカを、約2000人に配ったそうです。

そして、そのの感想はやはり「美味しくない」だそう。まずくはないけど美味しくはない、という意見が多かったみたいです。

これはなぜなのかというと、そもそもダイオウイカには「塩化アンモニウム」という成分が大量に含まれていて、これがかなり臭いんだそうです。なので、こういう大型のイカは臭みと苦みでまず食用には適さないんだとか。

ただ、先ほどお話ししたスルメに加工されたものは、そのアンモニア成分を除去したそうなのですが、苦みは多少残り、しかもダイオウイカはもともと塩分を大量に含んでいて、かなりしょっぱいんだそうです。

そして、なぜダイオウイカが塩化アンモニウムを多く含んでいるのかというと、これはその体が水中で浮力を得るためであると考えられています。

というのも、海水はそもそも「塩化ナトリウム」つまり塩が大量に溶けている液体ですが、塩化アンモニウムはこれに比べると比重が若干軽いため、この塩化アンモニウムを体にため込んでおくことで、あれだけの巨体でも浮力を得ることができるんだそうです。

まだまだ謎が多いダイオウイカ、いつかあの巨体が泳ぐ姿を生で見てみたいですね!

まとめ

大昔の人にとっては、もしあんな巨体のイカが海で泳いでいるのを発見したら本当に発狂ものだったと思いますが、

今やダイオウイカはまぎれもなく存在する生物として認知されているものであり、これからさらにこの生物について新しいことがわかっていくことになると思います。

しかしこのダイオウイカ、実際はその生態研究はまだ始まったばかりといっても良い状態。

今回の記事の中で生きたまま泳いでいる状態の動画を紹介しましたが、実はこのダイオウイカが深海で泳いでいる映像が世界で初めて撮影されたのは、2013年のことなんです。わずか5年前!しかも、小笠原諸島沖の海域で、日本の調査チームが初めてその撮影に成功したんです。

ちなみに、これは「映像」つまり「動画」の話ですが、生きたままのダイオウイカが深海で泳ぐ姿の「写真」が世界で初めて撮影されたのは2004年のことです。しかも、これも日本の研究者(窪寺恒己という方、2013年に映像の撮影を成功させたのもこの人)が成功させたもので、水深900mの深海までカメラを落として撮影したんだそうです。

まだまだ謎に包まれた巨大生物ダイオウイカ。この先この生きた姿を水族館などで見ることができる日が来るのが本当に待ち遠しいですね…!

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