※ナメクジを食べるのは危険?食用のナメクジとは?

皆さんは、「エスカルゴ」を食べたことはありますか?

家族や若者に人気のファミリーレストラン「サイゼリヤ」には、その人気メニューとして

「エスカルゴのオーブン焼き」

というメニューがありますが、

その味付けも美味しくて、お酒好きなら絶対に好きな触感と味だと思います。簡単に言ってしまえば、貝を食べているような感じです。

というのも、エスカルゴとはフランス語で「カタツムリ」という意味の言葉であり、そのカタツムリは、はるか昔に海から上がって陸に生活圏を移した貝の仲間なのです。

なので、カタツムリを食べるということは、まさに貝を食べるということなので、

そう聞くと、エスカルゴに抵抗がある方も、なんとなく食べてみたいと思うのではないでしょうか?

ただ、そのカタツムリの親戚として、「ナメクジ」という生き物もいますが、こちらは基本的に皆食べることはしませんし、食用のナメクジなんて聞いたことがないですよね?

そこで今回の記事では、そのナメクジを食べるとどうなるのか、どんな味がするのか、詳しくまとめます。

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目次

ナメクジを食べるとどうなる?食用のナメクジはいるの?

カタツムリを食べるという話は聞いても、ナメクジを食べるという話は聞いたことがありませんが、実はカタツムリとナメクジは、分類的には非常に近い種類の生物です。

先ほど、カタツムリの祖先は貝であるという話をしましたが、

その貝がカタツムリとなり、

さらにその殻まで失ってしまったのがナメクジです。

そのため、ナメクジは殻がないだけで、よく見てみるとその姿かたちは本当によく似ています。

なので、ナメクジだけ害虫として広く知られているのが可哀想な気もしてきますが(笑)、

カタツムリは食用になりますが、ナメクジは食用になるなんて話は聞いたこともないので、そういう意味でもなんとなくナメクジに対して不潔な印象を抱いている方も多いのでしょう。

しかし、実はこのナメクジは、原理的にはカタツムリによく似ていますし、火を通せば、カタツムリと同様に食べることができます。

しかし、あえてこれが広く食用として知られていないのは、どうやらその味もまた1つ大きく関係しているようです。

というのも、実は過去にそのナメクジを食べることに挑戦した方がいるようですが、

その味は、すっごく苦いんだそう…。

ちなみに、そのナメクジを食べた方の感想記事がこちら↓↓↓

⇒【注意喚起】姿が似ているからってナメクジはカタツムリ(エスカルゴ)と同じような味がすると思っていたら大間違いだぞ

ゆであがったナメクジの写真などが掲載されていますので、一応閲覧には注意してください。

この記事にも書いてありますが、ナメクジはすごく苦くて美味しくないものの、食用として知られるカタツムリは非常に美味しいと感じたそうです。

近縁の生物であっても、その味は決してよく似ているわけではないんですね。

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ナメクジとカタツムリの生食はNG!

上の写真は、食用として有名な「リンゴマイマイ」という種類のカタツムリなのですが、

実は、たとえ食用として食べられるカタツムリであっても、それを生で食べるのは絶対にNGです。

というのも、カタツムリやナメクジには「広東住血線虫」という寄生虫がいるものもいて、

これがもし体内に入ってしまうと、死の危険性や、重い後遺症が残ってしまう可能性があるのです。(広東住血線虫症として知られる。)

1つ具体的な話をしますと、過去にオーストラリアで友人とお酒を飲んでいた19歳の青年が、偶然見つけたナメクジをお酒のノリで食べてしまったところ、

体内でそのナメクジに寄生していた広東住血線虫が広がり、400日以上昏睡状態に陥ったのちに、四肢麻痺になる重い後遺症が残ってしまったという事件がありました。

そのような後遺症が残ったということからもわかりますように、この寄生虫は体のありとあらゆる場所に移動し、最終的に脳にまで入り込みます。

具体的にこれを取り除く手段はなく、もし一度感染すれば、痛みを緩和するような対症療法しかできず、自然に死滅するのを待つしかありません。

なので、ナメクジがついているような生野菜にもこういった寄生虫がいる可能性があることから、野菜はよく洗ってから食べたほうが良いのです。

結論:ナメクジは食べない方が良い!

こんなこと言わずとも好き好んでナメクジを食べようとする方などいないと思うのですが、

ナメクジは美味しくないうえに、寄生虫もいる可能性もあるということなので、食用には適さないことから、基本的には食べない方が良いでしょう。

ちなみに、食用になるカタツムリとして、

「アフリカマイマイ」という種類のものがよく用いられるのですが、

これは外来種ではありますが、沖縄地方には過去に持ち込まれたものが野生化して普通に道端などでみられるそうです。

ただこのアフリカマイマイ、世界最大種のカタツムリとしても知られており、

なんとその大きさは手のひらより大きなサイズにまで成長します。

もしそんなものがいきなり窓に張り付いていたらと思うと、少々ぞっとしますね(^-^;

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