※人間の永遠の命に関する研究…科学はどこまで進歩するのか?

皆さんは、もし永遠の命を手にすることができるとしたらどうしますか?

この永遠の命について、中には「怖い」という意見や「欲しい」という意見など、人それぞれ別れているようですが、

実際、もし人間がその永遠の命を手に入れる日が来るのであれば、そういう道を選ぶ人間は決して少なくないでしょう。

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ただ、こんな質問をしたところで、現時点ではこれはまるでSF映画の設定のような話で、あまり現実味がありませんよね?

人間は、医療の進歩によってこれからは100歳まで生きる時代がやってくるといいますが、

それでも、100歳になっているころにはよぼよぼになっていることは間違いありませんし、若い時ほど頭の回転も速くなければ、バスケや野球などの激しいスポーツを思い通りにプレーすることはできません。

今まではそれが当たり前、それが私たち「人間」であるわけですが、

実は今現在、そういった永遠の命に関する研究が、様々な分野で真剣に行われていることを皆さんはご存知でしょうか?

果たして科学はどこまで進歩してしまうのか、今回は、そんな永遠の命をテーマに興味深い話をまとめていきたいと思います。

人間はいつか永遠の命を手にするときがやってくる?

人間が永遠の命を手に入れるというと、真っ先に思い浮かぶのが「不老不死

不老不死なんてまさに夢のような話ですが、実際、自然界にはこの「不老不死」に限りなく近い能力を持っている生物がいくつかいます。

そして、その代表的な生物が

プラナリア」と「ベニクラゲ

です。

プラナリアは、おそらくご存知の方も多いと思います。この生物は、体のいたるところに「全能性幹細胞(どんな組織にでも変化できる万能細胞)」を持っており、例えば、体を10個に切り分けると、その10個それぞれが細胞分裂を行い、再び頭や尻尾を作り出し、10匹の新しいプラナリアが誕生します。

なので、このプラナリアには、そもそも「寿命」という概念がありません。プラアリアは人間と同じ多細胞生物でありながら、このような驚異的な能力を持っているのです。

そして、もう一方の「ベニクラゲ」は、「不老」ではありませんが、「不死」といわれている特殊な能力をもった生物です。

というのも、このベニクラゲ、老化して年を取ると「ポリプ」という状態に戻り、若返った状態で再び幼生として誕生するのです。

つまり、まさに不死の存在と言えます。

ただ、こういう「プラナリア」と「ベニクラゲ」のような特殊能力を人間が獲得するのは、現状かなり難しいことです。

例えば、「プラナリア」が持つような全能性幹細胞がもし私たちの全身にあった場合、プラナリアよりも複雑な構造を持った人間では、体を修復するときに、例えば心臓を失ったら脳を作ってしまったり、足が取れたら手が生えてしまうなど、そういったエラーが起きてしまう可能性があるといわれています。

また、ベニクラゲのような能力を得ることも現状不可能ですが、それでも、人間とクラゲは元をたどれば同じ祖先であり、いつの日かそういう能力を獲得できる可能性はゼロではない、と京都大学でこのベニクラゲの研究を行っている久保田信准教授は語っています。

ただ、ここで人間の体の特徴について考えていきたいと思いますが、皆さんは、そもそも何故人間は年を取り、死んでいくのだと思いますか?

人間は細胞分裂できる回数が決まっており、こういう話が好きな方は、細胞分裂のたびにDNA末端の「テロメア」という部分が短くなるということまで知っているかもしれませんね。

そして、このテロメアがある長さより短くなると、その細胞は分裂できなくなり、その積み重ねによって、体中の細胞がいずれ分裂の限界を迎え、人は死んでしまうのです。

しかし、体の中の細胞には、そういうテロメアの長さが短くならないものもあり、もっと言えば「テロメラーゼ」という酵素が発現している細胞においては、そのテロメアは短くなりません。

このテロメラーゼは、テロメアの延長を促進する酵素であり、特に生殖細胞ではこのテロメラーゼが発現しているので精子、卵子のもととなる細胞は、理論的には無限増殖が可能なのです。

しかし、人間の体を作っているほとんどの体細胞は、このテロメラーゼの発現が抑えられているために、ある特定の回数しか分裂することができません。

これがなぜなのか、というのはまさに「神のみぞ知る」というところですが、もともとどんな生物もより優れた新たな子孫を残すことを目的としているという部分があるため、古い個体を何百年も生きさせる理由がないのでしょう。

しかし、その体細胞の中には、時にテロメラーゼを発現し、無限増殖機能を獲得する細胞もいます。

これが、いわゆる「」です。

癌細胞はもともと体細胞から生まれるものですが、無限に細胞分裂できるという能力を持っており、これが所謂「腫瘍」となり、体内の様々な臓器の機能などを低下させてしまいます。

ただ、こういう部分を見ていくと、癌にはならないような方向でそのテロメラーゼの発現を調整できれば、人間はまさに不老不死の存在に近づけるようです。

ただ、現状はそういった癌さえまだすぐには治せないような段階ですから、人間がテロメラーゼの発現を飼いならすまでにはまだまだ時間がかかるでしょう。しかし、こういった生物の特徴を利用した不老の研究は間違いなく進んでいます。

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最新の科学研究に驚愕!人類はいつか電脳世界で生きることになる?

先ほどは、人類がそのまま「自分」のままで永遠の命を手にする方法について触れましたが、近年では、その人間の精神を電子データ化し、電脳世界で生きるための研究というものが真剣に行われています。

そして、そういった研究に現在本気で取り組んでいる人間の1人が、アメリカ、カリフォルニア州で研究を行っている、オランダ人神経科学者の「ランダル・A・コエーヌ」氏です。

そんな彼の過去の演説動画がこちら↓英語演説ですが、参考までに。

このコーエン氏の演説動画が公開されたのは2012年のことですが、彼はこの演説の中で、脳の動きの99.9%は機械的なものであり、その脳に変わる代替品を作り出すことができれば、人の意識はその媒体に電子信号として移し替えることが可能になると述べています。

また、その他富山大学医学部教授で脳科学を専門としている井ノ口氏も、いつか人の記憶を他の人に移したり、メモリーに保存できるようになる可能性はあると答えています。神経科学、脳科学の専門家が口をそろえてその可能性を指摘するわけですから、非常に興味深い話ですよね。

ただ、もちろんその可能性を否定する方もいるかもしれませんが、

今から100年前に、1人1台スマートフォンを持つ時代が来ることを誰が予想したでしょうか?

世界中のどこにいても、リアルタイムで会話を楽しむことができる今の時代、1000年後には、確かにその通信世界に意識を移し、今度はリアルタイムで友達に会いに行ける日が来ているかもしれませんね。

人間のクローンを作り出すことも可能

皆さんは、人間のクローンを作ってはいけないということが、日本でもちゃんと法律で禁じられていることをご存知ですか?

その法律が、「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律」というもの。

もしこれを破り、生命としてクローン人間を誕生させてしまった場合、その人物は10年以下の懲役か、1000万円以下の罰金を支払わなければなりません。

この法律が公布されたのは西暦2000年のことであり、日本と同様に世界のほとんどの国が法律や規制によってこのクローン人間の作成を取り締まっているのですが、

実は、クローン動物を作る研究自体は現時点でも禁止していない国が多く、なんと、今年には中国科学院にて霊長類としては初となる猿のクローンを2体誕生させることに成功しています。

ただ、こういう命の誕生に科学の力で手を加えることは、例え動物であっても、それを倫理的な観点から反対する意見は多く挙げられています。

そして、人間のクローン作成が禁止されているのも、そういう倫理的な部分が主な理由です。

というのも、これは信じる人と信じない人といると思いますが、人間は、たとえ同じ遺伝情報を持った個体であっても、それぞれに違う「魂」が宿っていると考える人も多いでしょう。

そもそも、命とは父と母がいて初めて誕生するもの。クローンを誕生させることは、そういった自然の倫理に反しています。

しかし、もし人間の性格、感情、意識、そういったものが魂によって決まるものではなく、成長的に形作られていく電子的な情報として考えられるようになったら?

そして、そのうえで人間が意識を他の脳に移すことが可能になるのであれば、

人間はいつか、

自分のクローンを作り、

そのうえで自分の意識をうつし、

まさに「不死の存在」として生き続ける日が来るかもしれません。

まさにSF映画のような話ですが、そういう日が来る可能性は、決して0ではないようです。

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