※太陽はなぜ燃えるのか?その仕組みをわかりやすく解説!

私たちの住んでいる地球に光と熱を与えてくれる重要な存在

太陽

地球は、その太陽の持つ強い重力に引き付けられてその周りを約365日かけて公転していますが、

太陽のように自ら光り輝く星を
恒星」と呼ぶのに対し、

それに引き付けられて公転する地球のような星のことを
惑星」と呼びます。

そして、太陽はその地球だけではなく、合計で8つの惑星を従えています。

それが、「太陽系」です。

この太陽系に属する惑星は、近い方から順に、

  1. 水星
  2. 金星
  3. 地球
  4. 火星
  5. 木星
  6. 土星
  7. 天王星
  8. 海王星

と並んでいます。

ただ、こういったいくつもある星の中で、自ら燃えることによって光や熱を発しているのは、その中心にある太陽だけです。

では、なぜ太陽は燃えることができるのでしょうか?

その仕組みを分かりやすく解説します。

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目次

太陽はなぜ燃えるのか?その仕組みを解説!

太陽の表面温度は5000℃以上にもなり、そこから届く光や熱があったために地球は生命が誕生できたわけですが、

そもそも、空気のない宇宙の中で、太陽はなぜ「燃える」ことができるのか?ということが疑問だった方も多いでしょう。

中学の理科で、何かが燃えるためには「酸素」が必要であるということは習ったと思いますが、

宇宙には酸素はほとんど存在していませんし、太陽にもまた、酸素はほんの少ししか存在していません。

ということはつまりどういうことかというと、

実は、太陽は燃えているわけではないのです。

ただ、あまりにもすさまじい熱を発し、光っているため、それが燃えているように見えているだけで、太陽が熱を発する仕組みは、紙を燃やすと炎が広がり、熱が出るのとは違います。

結論から言うと、太陽の内部では

核融合反応」と呼ばれる反応が起きていて、

この反応が起こる際に莫大なエネルギーが放出されるため、これが熱や光となって地球へと届いています。

太陽の内部で起こっている核融合反応とは?

中学の理科で

水兵 リーベ 僕の船

という語呂合わせで、「元素の周期表」を覚えたと思うのですが、

その元素の周期表の中で1番最初の元素、つまり最も軽い元素は
水素(H)」ですよね。

実は太陽の主成分はその水素であり、それは全体の約73%を占めています。

そして、太陽の内部ではその水素と水素が融合し、その次の元素
ヘリウム(He)」になる反応が起きていて、

この反応が起きた際に、莫大なエネルギーが放出されます。

それが、熱や光となって地球へと届くのですが、

実はこのエネルギーは、太陽が持つ強力な重力と釣り合う働きもしています。

つまり、もしもこの核融合反応が急にピタッと止まってしまうと、太陽はその重力によって押しつぶされてしまうのです。

ちなみに、太陽の成分は約73%が水素であるといいましたが、残りの約30%のうち約25%をヘリウムが占めています。

この水素が最終的に使い果たされるのが約50億年後であり、この時期になると太陽はゆっくりと膨張し始め、最終的に水星や金星の周回軌道を超え、地球付近にまで接近するほどに大きくなると考えられています。

そうなると、地球はもはや住める星ではなくなってしまいます。ですので、人類はあと50億年以内に他に住める星を探し、そこに移り住む技術を開発しなければなりません。

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夜空に輝くほとんどの星は「燃える星」

夜の空を見上げると沢山の星がその輝きを放っていますが、

実は、こういった星のほとんどは、太陽のような「燃える星」です。

つまり、自らその輝きを放っている「恒星」であり、地球のような惑星ではありません。

太陽と夜空の星が同じといわれてもなんだか違和感を感じると思いますが、太陽は地球に近すぎるために、その光は地球を明るく照らすほどになり、地球を暖めるほどのものになるのです。

なので、地球よりももっと遠い場所で太陽を見れば、それはまさに暗い宇宙の中で輝く1つの星に見えることでしょう。

ちなみに「ほとんど」といったのは、地球から近い場所にあれば、恒星ではない惑星であっても、そういった夜空に輝く星の1つに見えるからです。

例えば、よく「一番星」と言われる強く光り輝く星は、同じ太陽系に属し、地球よりも1つ内側にある
金星」です。

この金星は自ら光り輝くことはしませんが、太陽の光を反射することで光って見えています。

しかし、地球よりもはるか遠い場所にある惑星は、基本的には望遠鏡で見ることはできません。

よく、「~光年先にある星」といわれるのは、すべて恒星なのです。

まとめ

今回は、太陽はなぜ宇宙で燃えるのか、その仕組みを解説しました。

太陽は、最終的に大きく膨張するといいましたが、そのあとは逆にその外層をどんどん周りへと拡散させて小さくなっていき、その中心には太陽よりも小さい

白色矮星(はくしょくわいせい)」という星が残ります。

この白色矮星は太陽よりもはるかに小さいものの、その表面温度は太陽よりも数十倍以上高くなります。

しかし、宇宙空間にはその熱を伝える物質がほとんどないため、白色矮星は少しずつ少しずつその温度を宇宙空間へと放射させていき、それが完全に冷え切るまでには、何兆年という長い時間がかかるだろうといわれています。

そのころ、地球にはもはや人類はいませんが、

人類はさらに進化した姿で、どこか遠い星からその太陽を1つの星として眺めているかもしれません。(*^-^*)

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