※戦争が起こる?憲法改正が反対される理由を分かりやすく解説!

今年2018年3月にも、自民党党大会で改めて9条の憲法改正への強い意欲を示した安倍総理大臣。

安倍総理は、2020年にその憲法改正に踏み切りたいとかねてから述べていますが、皆さんもご存知のように、憲法改正には反対の意思を持つ方も沢山いらっしゃいます。

そこで今回の記事では、その憲法改正について

  • 「賛成派」
  • 「反対派」

の意思を持つ方々は、それぞれにどのような理由があってその立場にいるのか。

憲法第9条が作られた経緯なども踏まえて、分かりやすく解説していきたいと思います。

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そもそも、憲法9条とは?

憲法9条とは、簡単にいうと、

日本は戦争をしなければ、武力さえも持ちません。

ということを明記したものです。

この法律があるから、日本は第二次世界大戦以降戦争に直接的に加わったことはありませんし、今日の平和を築くことができました。

しかし、実をいうとこの法律は、

かのアメリカによって作られたようなものなんです。

戦後、日本が再び軍事国家にならないように、GHQがその草案を作りました。

GHQとは、「連合国軍最高司令官総司令部」のことであり、これは第二次世界大戦の終結に伴うポツダム宣言を執行するために、日本の占領政策を実地した連合国機関のことを言います。

そして、そのトップの最高司令官だったのが、

アメリカの軍人、「ダグラス・マッカーサー」です。

その命令によってこの第9条も含め、日本国憲法は完成したわけなので、

実は今の日本国憲法は、日本人が一から作ったわけではありません。

なので、憲法改正に反対の方々の中には、日本人が戦争を忌避するために、平和な日本にするために作った9条を守るべきという趣旨の意見を述べている方もいますが、それはちょっと違いますよね、という話です。

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自衛隊の存在が焦点

憲法9条を改正するかどうかという話で、一番の焦点は

自衛隊の存在をどう明記するか

ということですよね。

今の日本は、9条によると軍事力を持たないと定められているものの、

実際には「自衛隊」という立派な軍事力を持っているわけなので、

かねてよりこれは違憲な存在であるという意見が多かったのです。

しかし、実はこの自衛隊も、

もともとはアメリカの命令によって作られました。

日本は第二次世界大戦で敗北しましたが、その後はGHQの管理下に置かれ、アメリカ軍によって守られる存在となったのは皆さんも理解していることと思います。この戦争が終結したのが、1945年のことです。

そして、この敗北によって日本は占有していた「朝鮮半島」を没収されてしまうわけですが、この朝鮮半島では、新しく成立したばかりの「韓国」と「北朝鮮」との間で戦争が起こります。

これが1948年の出来事で、「朝鮮戦争」と呼ばれているものです。

そして、この時北朝鮮の後ろにはソ連が立っており、韓国の後ろにはアメリカが立っていました。

この戦争はまだ終結していませんが、最近よくニュースで見られるように、韓国と北朝鮮の和解が進んでいるため、2018年以内にもこの戦争は終わる見通しとなっています。

そして、話を戻しますと、この朝鮮戦争ではアメリカも多くの軍隊を投入しなければならなかったため、日本に滞在していたアメリカ軍のほとんどが朝鮮半島へと向かうこととなりました。

すると、日本を守る者がいなくなってしまうため、そこでアメリカが作らせたのが

警察予備隊」という軍隊だったのです。

これが、のちに自衛隊へと変わりました。

なので、アメリカによって作られた法律を、アメリカが自ら破るような形になったので、今の日本のいびつなあり方について、アメリカもこれまでそれほど批判するようなことはありませんでした。

しかし、トランプ政権になってからは、トランプ氏が今の9条のあり方を痛烈批判しています。

アメリカは日本が戦争になれば助けなければならないが、日本はアメリカが戦争になっても助けてくれない

という趣旨の発言をトランプ氏がした結果、またさらに国民の不安感情が膨らむこととなりました。

つまり、憲法9条の憲法改正を行うと、日本がまた戦争に行かされてしまうのではないかという不安ですね。

憲法改正に賛成か反対か、双方が主張する理由とは?

憲法改正を行うべきかどうかというのは、かなり難しい問題です。

まず、憲法改正に賛成派の意見として挙げられる理由には、以下のようなものがあります。

賛成意見

  • 自衛隊は今や立派な国防組織であり、災害時にも絶対に必要な存在。なので、時代に合わせてこれをしっかりと明記すべきである。
  • 今の日本には、いざ攻め込まれたときに自らを守る力がない。軍隊を持たずに平和へというのは理想論であり、いざ攻め込まれたときに自分たちの力で国を守るためにも、国防組織を位置付けて自衛のための軍隊を持ち、それを強化することは絶対に必要なことである。
  • 周辺諸国が軍事力を強化する中、日本はいざ戦争に陥った場合でも、同盟国に助けてもらうことしかせず、軍事力を行使することができない。そうなると、いずれは同盟国内での不安が高まり、築き上げてきた同盟関係が破綻しかねない。

次に、反対の意見として挙げられる理由には以下のようなものがあります。

反対意見

  • 日本は、軍事力を持たない唯一の平和主義国家であるからこそ、今まで戦争になることはなかった。それが、軍事力を持ち合わせ、一般的な諸外国と同じになれば、信頼性が失われることになる。
  • もし日本が憲法9条を改正すれば、アメリカと他国との戦争に派遣を要請される可能性がある。アメリカが定めた法律をそのまま遵守するためにも、憲法9条はむやみにいじらない方が良い。
  • 自衛隊は確かに憲法9条には明記されていないが、この自衛隊の存在はもはや世界が認めているものであり、少なくとも、日本国民にとってその存在は容認されているものには違いない。ならば、リスクを冒してまでこれを明記する必要もなく、必ずしも憲法改正に踏み切る必要はない

などなど、双方に様々な理由があります。

これは、どちらにも確かに一理あるなという部分があり、むやみに双方の主張を真っ向から批判することは難しいということがわかります。

もちろん、戦争なんてしない方が良いに決まっています。

ただ、北朝鮮や中国は強力なミサイルを持っており、日本の各都市に向けてその照準を合わせています。これが万が一発射されれば、日本は本当に自国を守り切れるかというと、なかなか難しいのが現状です。

もちろん、ここでアメリカ軍の活躍が期待されるわけですが、それを日本人が指をくわえてみているのは、1つの国としてどうなんだ?という意見も出てきます。さらに、それに対するアメリカの不満もまた大きなものになるのは間違いありません。

だからこそ、国防軍と位置付けて、自衛という目的においてのみ軍を整備する必要性も確かにありますが、それを世界がどう見るかというのは、その時になってみなければわからない…

逆に、それがきっかけで中国などが軍事的な圧力をかけるようになる日が来るかもしれない…

今や世界的にみても「平和」を重んじる傾向にありますが、

やはり時代は変われど、軍事力が交渉力の1つであることには変わりありません(^-^;

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