※2018年、金星が地球に接近するのはいつ?

金星は、地球の1つ内側で太陽の周りを公転している惑星ですが、

この金星は、

その大きさ、質量、重力がほとんど地球と同じであることから、

地球の姉妹惑星といわれることもあります。

そしてその金星は、

地球からだと、太陽、月に次いで

3番目に明るく見える星として知られており、

おそらく皆さんも、それを金星とは知らなくとも、一度はこの金星を見たことがあるはずです。

よく、夕暮れになると輝き始める「一番星」と呼ばれる星は、まさにこの金星のことを言います。

ただ、金星は月のように地球を中心として移動しているのではなく、

あくまで太陽を中心としてまわっていますので、

地球と金星の距離は、

地球と月との距離に比べると、

近い時と遠い時とで、その差は劇的に変化します。

そこで今回の記事では、その金星が地球に最も接近するのはいつなのか、

特に今年2018年の場合について詳しく解説していきたいと思います。

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2018年、金星が地球に接近するのはいつ?

先ほど、地球と月との距離に比べると、地球と金星との距離は劇的に変化するといいましたが、

具体的には、

月は、地球から約38万km離れた場所にある天体であり、

  • 最も近い時は約35万km、
  • 最も遠い時は約40万km離れた場所にあります。

一方、金星と地球は時期によってその間の距離が大きく異なり、

  • 最も近い時は約4000万km
  • 最も遠い時は約2億6000万km離れた場所にあります。

月と金星の距離の差を比べてみると、その違いは一目瞭然ですね。

では、金星と地球の位置関係はどのように変化するのかというと、

これについては、以下の図を参考にしてください。

上の図を見ていただければわかると思いますが、

金星が最も地球に接近するとき、

その金星の位置を「内合」と言います。

そして、地球と金星は584日周期で最も接近することが分かっており、

この584日周期を「会合周期」と言います。

金星の公転周期は225日であり、

地球の公転周期は365日ですので、

その公転周期には違いがありますが、

その「違い」自体は一定であるため、584日という周期性が保たれているのです。

そして、今年2018年においては、その金星と地球の位置関係は以下のように変化しています。

年月日現象
2018.01.09外合
2018.08.18東方最大離角
2018.09.21最大光度
2018.10.26内合
2018.12.02最大光度
2019.01.06西方最大離角
2019.08.14外合

分かりやすいように、金星が再び外合になるまでの日付までまとめました。

2018年1月9日~2019年8月14日までで、ちょうど584日となっています。

この表を見ていただければわかりますように、

2018年で金星が最も地球に接近するのは、2018年の10月26日です。

しかし、金星が最も明るく見えるのは、その金星が最も接近したときではなく、

そこから少し横にずれ、太陽光を反射できるだけの角度があるときです。

そのため、金星を綺麗に観察したい方は、

上の表で、最大光度となっている時期を参考にして観測を行ってください。

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内合と日面通過について

先ほどの図で見ると、金星が内合となるとき、

その金星は地球と太陽とを結ぶ直線状にあるように見えますが、

実際、本当の意味で

地球⇒金星⇒太陽

と直線的に並ぶのは大変稀なことで、

これが次に起こるのは、2117年の12月10日のことです。

そして、もし金星がその太陽と重なるとき、

これを「日面通過」と言い、

地球から見ると、太陽に比べて小さな黒点が少しずつその表面上を移動しているように見えます。

では、なぜ金星が内合の時、必ずこれが起きないのかというと、

実際、確かに金星が内合の時には、その関係を上からみると直線のように見えるのですが、

横から見ると、以下の図のように、その金星が太陽よりも北か南にあることが多いのです。

金星の周回軌道は、地球の周回軌道に比べて3.4度傾いているため、

内合の位置に来ても、その高低が毎回異なってしまうのです。

そのため、本当の意味で直線的に並ぶのは非常に珍しい現象であり、

次に見ることができるのは約100年後になります。

まとめ

今回の記事では、2018年に金星が最も接近するのはいつなのかということと、その接近の周期などについて詳しく解説しました。

ちなみに、記事の冒頭で申し上げましたように、

金星はその大きさ、重力などが地球によく似ていますが、

実は、地球は1日で1回自転するのに対し、金星は1回自転するのに243日もかかります。

つまり、公転周期の225日よりも長いのです。

そのため、金星において一度夜になった場所は、その後しばらく夜が続くことになります。

また、金星はそれだけ自転速度が遅いにも関わらず、自転よりも60倍以上速い風が吹いており、

これは「スーパーローテーション」と呼ばれ、今も金星最大の謎の1つとされています。

そんな金星は、見るだけならそれほど難しくありませんので、

もし見てみたい方は、是非最大光度となる時期の前後で観察してみてください。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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