【解説】金星の日面通過が起こる周期について!

金星は、地球の内側で太陽の周りを公転している惑星ですが、

地球から見た時に、この金星が太陽とちょうど重なるのが日面通過です。

この金星の日面通過は大変珍しい現象で、中々観察することはできません。

では、その金星の日面通過の周期は果たしてどうなっているのか、

今回の記事で詳しくまとめていきたいと思います。

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金星の日面通過の周期について!

金星の日面通過は、

最近だと
2012年の6月5日に観測されました。

ちなみに、その前は
2004年の6月8日です。

そのため、一見すると8年周期のように思えますが、

実は、次に金星の日面通過が起きるのは、

それから100年以上も経過した、
2117年の12月10日です。

ですので、一見何の規則性もないように思えますが、

実際はちゃんとした規則性があり、

金星の日面通過は、以下のような周期で起こります。

間隔(年)年月日間隔(年)年月日
1051631.12.0681639.12.04
1221761.06.0581769.06.03
1051874.12.0881882.12.06
1222004.06.0882012.06.05
1052117.12.1082125.12.08
1222247.06.1182255.06.09

この表を見ていただければわかると思いますが、

長く間が空く場合は、次の日面通過を拝むまでに105年か122年もの月日が必要ですが、

1度観察されると、その後はわずか8年でもう一度日面通過を見ることが出来ます。

そのため、2004年と2012年はその日面通過を拝むチャンスでしたが、

次はあと100年後くらいですので、

今この記事を見ていらっしゃる方がこれを観察するのは難しいでしょう。

それにしても、なぜ金星の日面通過の周期はこのように特殊なのでしょうか?

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金星の日面通過が起こる仕組み

金星は地球より内側で公転を行っている惑星ですが、

地球の公転周期は365日であり、金星の公転周期は225日ですので、

当たり前ですが、この2つの公転速度には違いがあります。

しかし、その「違い」自体はほぼ一定ですので、

地球と金星はある一定の周期で接近するのです。

これを「会合周期」と言い、

地球と金星の会合周期は584日です。

また、以下の図も参考にしていただきたいと思いますが、

この図に示した通り、金星が最も地球に近づいた位置のことを「内合」と言い、

地球から見て金星が再び内合に来るまでにかかる時間が、584日であるということになります。

そして、金星が内合に来たときには、

地球⇒金星⇒太陽が順に並んでいることになりますが、

実は内合と言っても、これはいつも地球と太陽を結ぶ直線状にあるとは限らず、

その太陽よりも北か南にあることがほとんどなのです。

そのため、584日周期で内合にはなっても、584日ごとに日面通過が起きるわけではありません。

このようなズレが生じるのは、金星の周回軌道が、地球の周回軌道に対して約3.4度傾いているためです。

そのため、一度日面通過が起きると、その8年後にもう一度見ることが出来るのですが、

その後は、100年以上にわたって、3つが一直線上に並ぶことはありません。

金星の日面通過は目で見えるの?

地球の内側をまわる惑星には、もう1つ「水星」がありますが、

この水星もまた、日面通過を起こします。

そして、水星の日面通過が次に起こるのは2019年の11月11日なのですが、

実は、これは日本からではちょうど見ることが出来ません。

そのため、日本から水星の日面通過が見られるとすれば、それは2032年11月13日のことなのですが、

実は、水星はその見かけの大きさがあまりにも小さすぎて(地球から見える太陽の大きさに比べて100分の1程度)、肉眼でその日面通過を観察することは難しいといわれています。

一方金星は?というと、

金星は、太陽に比べて30分の1くらいのサイズで見えるため、視力が1.0以上の方は見えるそうです。

しかし、もちろんそのまま見ると目が傷ついてしまいますので、

減光するためのフィルターは必要になります。

ただ…

もちろん一番の問題はその周期ですので、

もし金星の日面通過を観察したい方は、何とか頑張って2117年まで生き永らえましょう!笑

まとめ

今回の記事では、金星の日面通過の周期について解説しました。

金星の日面通過は、2012年に観察され、

その後100年以上見られない期間に入ってしまったことは本当に残念ですね…。

次に見られるのは2117年ということですが、

それほど先の話になってくると、果たしてそのころ世界ではどのような変化が起きているのかというのは非常に気になるところです。

車は、自動運転が当たり前になってそうですよね(^^)

ちなみに今から100年前といえば、日本は大正に入ったばかりで、

第一次世界大戦の引き金となった、あの有名なサラエボ事件が発生したころです。

それから100年あまりで、人類が持つ技術力は飛躍的に向上し、宇宙もより身近な存在になりました。

なのでもしかすると、

2117年はちょっと難しいかもしれませんが、

2247年に日面通過が起こるころには、本当に宇宙旅行が実現しているかもしれませんね(^^)

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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