※サーベルタイガーがいた時代は?あの牙って邪魔じゃないの?

サーベルタイガーがいた時代は、実はそれほど昔でもありません。

古代の生物というと、あの恐竜がいた時代を思い浮かべてしまう方も多いのではないかと思いますが、実はサーベルタイガーが登場したのは、恐竜が絶滅してからかなり後のことです。

恐竜がいた時代にいた哺乳類は、まだまだ今の肉食獣のような鋭い牙や爪を持ったものではなく、ネズミのような生物で、大型の恐竜たちの陰に隠れるようにして暮らしていました。

しかしながら、恐竜が繁栄した時代は、今から約6600万年ほど前に突如として終わりを迎えます。

今のメキシコのユカタン半島付近に、

直径10Kmにもなる超巨大隕石が衝突したのがその原因です。

時速6万4000Kmの速さで地球に接近していた巨大隕石は、一瞬のうちに莫大なエネルギーを生み出し、その衝撃は地上全体を襲います。

そして、全生物のうち約80%が死ぬことになり、大型の恐竜たちのほとんどはここで絶滅することになってしまいました。半径1000Km以内にいた生物は、何が起きたかもわからずに一瞬で消し飛んでしまったと考えられています。

しかし、この衝撃をなんとか乗り越えた哺乳類の祖先は、多種多様な進化を遂げ、恐竜たちに変わり地上を支配していくことになります。

そして、そんな中でサーベルタイガーが登場したのは、

今からおよそ2300万年ほど前のことです。

では、このサーベルタイガーが生きていた時代とは、いったいどんなものだったのでしょうか。

また、サーベルタイガーはあの長い牙が特徴的ですが、見ているだけで邪魔そうです。(笑)

なので今回の記事では、その牙をいったいどのようにして使っていたのかというところについても解説します。

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サーベルタイガーがいた時代

我々は古代のある時期からある時期の間を

地質時代」というもので表わすのですが、

この地質時代の中で、

新生代」と呼ばれる時代にサーベルタイガーは栄えていました。

しかしながら、新生代はさらに細かく

  • 暁新世(約6600万年前~5600万年前)
  • 始新世(約5600万年前~3400万年前)
  • 漸新世(約3400万年前~2300万年前)
  • 中新世(約2300万年前~500万年前)
  • 鮮新世(約500万年前~258万年前)
  • 更新世(約258万年前~1万年前)
  • 完新世(約1万年前~現代)

と7つに分けることができ、

このうちサーベルタイガーは
漸新世の後期~更新世に栄えた生物であることが分かっています。

分かりやすく言うと、サーベルタイガーは2300万年ほど前に登場し、今から1万年ほど前に絶滅しました。

サーベルタイガーの中でも最も最後まで生き残っていたのは

スミロドン

と名付けられたものなのですが、

これは、今の南北アメリカに生息していたもので、比較的最近の生物であることから、

今までに2000体以上の化石が見つかっています。

スミロドン自体は、体長2.1m程度と、今のネコ科肉食獣の中でもそれほど大きいというわけではありませんが、サーベルタイガー全体の中では4m近い体長にまでなったものもいると考えられています。

その他、サーベルタイガーが生きていた時代に生息していた生物としては

マンモス」や、

大型の狼
ダイアウルフ」などが挙げられます。

どちらもすでに絶滅してしまい、その子孫は現代に生き残っていません。

サーベルタイガーが絶滅した時代はちょうど「氷期」であり、寒さから段々とエサが減ってしまったことがその絶滅の最大の理由として考えられています。

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サーベルタイガーの牙って邪魔じゃないの?

サーベルタイガーはなんといってもその長い牙が特徴的ですが、

そんな牙が、邪魔じゃなかったのかな?と思っておられる方もいるようです。(笑)

少なくとも、こんな牙があると、うつぶせに寝ることは中々できなかったはずですよね。

ただ、実はサーベルタイガーは皆このように牙が飛び出していたわけではありません。

最後に栄えたスミロドンは上の画像のようにその牙が突き出していたと考えられていますが、

それ以前のサーベルタイガーは、この牙をおさめるための鞘のような構造をした骨格を持っていたことが分かっています。

サーベルタイガーと似た牙を持つティラコスミルスは、まさにそんな牙をおさめるための構造を持っていて、スミロドン以前のサーベルタイガーも同じような構造を持っていました。(ティラコスミルス自体はサーベルタイガーに含まれるかどうか曖昧な動物のようです。)

ただ…こっちの骨格の方が多分よっぽど邪魔ですよね(笑)

そのため、スミロドンはその鞘を無くし、牙だけを残したのかもしれません。

サーベルタイガーは前足の力が強かった

サーベルタイガーの武器は、実はそのだけではありませんでした。

実はサーベルタイガーは、その前足が発達していて、今のネコ科肉食獣に比べて非常に強い力を持っていたこともわかっています。

そのため、その力強い前足で相手を抑え込み、鋭い牙を突き刺して獲物をしとめていたようです。

しかし、これはその牙が見た目ほど強い構造ではなかったことも関係していると考えられています。

というのも、実はサーベルタイガーの牙は意外ともろく、折れやすかったと考えられています。そのため、動き回る相手に対して牙を突き刺すと、牙が折られてしまう恐れがあったのです。

そのため、前足の力を発達させ、相手の動きを最小限に抑えてから牙でとどめを刺していました。サーベルタイガーにとって、牙が折れるのは食料不足につながる恐れがありますから、そのような進化を遂げたとされています。

ちなみに、先ほど説明したティラコスミルスは、その牙が一生伸び続けるものであったと考えられており、ここがサーベルタイガーとの大きな違いです。

また、スミロドンとティラコスミルスのイメージ映像は以下の動画でご覧いただけます。

では、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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