※サーベルタイガーの絶滅の理由とは?

巨大な恐竜たちが絶滅したのが、今から約6600万年前、

それまで、大型の恐竜の陰に隠れるように生活していた哺乳類の祖先たちは、その後外敵の少なくなった地上で様々な進化と分化を遂げていくことになります。

そして、今から約2500万年前に

プロアイルルス

というネコ科の祖先が誕生し、

そこから分化した単系統の動物が、

あの長い牙が特徴的な

サーベルタイガー

へと進化しました。

しかし、このサーベルタイガーのその後数百万年にわたって繁栄しますが、

約1万年前には完全に絶滅してしまいました。

では、なぜ彼らは絶滅してしまったのか、その理由について詳しく解説します。

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サーベルタイガーの特徴を解説!

サーベルタイガーにはいくつか種類がいますが、その中で最後まで生息していたのが

スミロドン

というサーベルタイガーです。

このスミロドンの体長は約2m前後で、かつて生息していたサーベルタイガーに比べるとこれは少々小型でした。

ちなみに、サーベルタイガーを巨大な動物であると想像している方もいるかもしれませんが、

実は、現在現存している

アムールトラ

などの方が、かつて存在した大型のサーベルタイガーよりも巨大です。

しかしながら、サーベルタイガーは、今のネコ科動物にはない異常に発達した犬歯を獲物に食い込ませ、それで血管などを切り、失血死に導くことで獲物をしとめていたと考えられています。

ただ、その発達の仕方は、種として生き残るためには適切ではなかったようです。

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サーベルタイガーの絶滅の理由とは?

サーベルタイガーが絶滅した理由にはいくつかの説がありますが、

まず1つ目に挙げられている理由が、

人間による乱獲です。

今の時代、鉄砲があるならまだしも、

槍のような原始的な武器でトラを狩るなんて正気の沙汰ではありませんが、

かつて存在した人類の祖先はまさに狩りのプロ。

地理や植物の毒、その他もろもろの生き抜くために必要な知識を持ち、いかに強い動物であろうと立ち向かっていきました。

そのため、この人間がサーベルタイガーを絶滅させてしまったのではないかともいわれていますが、

実はサーベルタイガーの生息していたアメリカ大陸には、当時人間の住んでいた痕跡は残っていません。

なので、この説は確かにその理由の一因として述べられることがあるのですが、最近ではこれはその原因ではないともいわれています。(約1万年ほど前から人類がアメリカ大陸に進出していったので、その人間が最終的にとどめを刺した可能性はあります。)

そして結局のところ、サーベルタイガーが絶滅してしまったのは、

  • 氷期の襲来による食料の不足
  • その進化の仕方

の2点によるところが大きいとされています。

これはどういうことかというと、

これまでの歴史上、

氷河時代」は過去に何度かあったことが分かっていますが、

そのなかで最も特に寒かった時期を「氷期」と呼び、

最後の氷期は今から約7万年前~1万年前の間で、

ちょうどこのころにサーベルタイガーの最後の種は絶滅してしまったと考えられています。

つまり、日々寒くなっていく影響によって、エサが枯渇し、

サーベルタイガーのみならず、多くの種の動物がその数を減らしていったのです。

サーベルタイガーは草食動物などを食べていたとされていますが、地上が冷えてくると草食動物のエサである草も生えないので、結果草食動物も減ることになります。

そして実はサーベルタイガーは、その鋭い牙は確かに驚異的なものであるのは間違いありませんが、

その骨格の形から、走るのがあまり得意ではなかったと考えられています。

そのため、比較的動きが遅い草食動物を狩っていたとされていますが、

このころ、肉食動物はサーベルタイガーだけではなく、

既に走ることに特化した肉食動物が他に沢山いました。

そのため、サーベルタイガーはそれらの別の進化を遂げた肉食獣との競争に敗れ、ついに絶滅してしまったのです。

サーベルタイガーの子孫は残っていない

サーベルタイガーは、ネコ科の動物が誕生してすぐに単系統として分岐した種の動物が繁栄をつづけた結果誕生したグループです。

これは、最初に説明した

「プロアイルルス」

が誕生して間もなくのことです。

そして、このプロアイルルスが、現在まで生き乗っているネコ科の動物と、サーベルタイガーとのグループに分かれていきました。つまり、完全に分岐してしまったのです。

そのため、サーベルタイガーは既に完全に絶滅しており、その子孫の中で現在まで生きているものはいません。

まとめ

今回は、太古に存在したネコ科の肉食獣、サーベルタイガーが絶滅してしまった理由について解説しました。

サーベルタイガーの牙は、上の画像で見られるようなライオンの犬歯と比べると、その発達の仕方が異常だったというのは一目瞭然ですね。

あんなものにもし刺されたらと思うと恐ろしいですが…

しかしながら、足が遅いサーベルタイガーは、その牙の威力を発揮できない中で徐々に絶滅してしまったようです。

これからまた数千年、数万年と、今生きているライオンやトラ達も進化していくことになるはずですが、

もしかすると、その中から新たに牙の大きさを発達させていくものが現れていくかもしれませんね。

遠い未来では、第二のサーベルタイガーと呼ばれる存在が誕生しているかもしれません(^^)

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