皆さんもこれまでに一度は水族館に行ったことがあると思いますが、
もし皆さんがこの先「三重県」に足を運ぶことがあるのであれば、
その時は、是非
「鳥羽水族館」に行くことをおすすめします。
この鳥羽水族館は、なんと日本で唯一
「ジュゴン」を飼育している水族館であり、
「セレナ」と名付けられたジュゴンは非常に可愛らしく、癒されること間違いなしです(*^-^*)!
鳥羽水族館の人気者ジュゴンの「セレナ」は今春、フィリピンから来て丸30年になります。国際的な保護動物で捕獲が制限され、国内で飼育されるジュゴンはこの1頭だけ。水族館は健康に細心の注意を払いつつ、いっそうの長期飼育を目指しています。 https://t.co/AxzT81jqNs pic.twitter.com/IUf0bR7Z2A
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) 2017年1月19日
とはいえ、
「このジュゴンっていったいどんな動物なんだろう?」
という方もいると思いますので、
今回はそんなジュゴンに関する情報と、
そのジュゴンがいる鳥羽水族館の魅力についてまとめていきたいと思います!
のそのそ泳ぐかわいいジュゴン!その進化の歴史とは?
「ジュゴン」という動物について、正直全然良く知らないという方も結構いるのではないかと思います。
このジュゴンは我々と同じ哺乳類ですが、
そもそもその名前を聞く機会が少なく、
海の哺乳類と聞いて連想される、「イルカ」や「クジラ」ほどメジャーな動物でもありませんよね?
ちなみに、ジュゴンはイルカか何かの仲間なのかな?と思った方も中にはいるかもしれませんが、
ジュゴンは、イルカとは全く別の進化を遂げてきた生物であり、
なんと、ジュゴンと近縁な動物は、
あの「ゾウ」なんです。
この、ゾウとの共通祖先と今から5000万年以上も前に分かれ、
海へと進出し、独自の進化を遂げた生物がジュゴンであると考えられています。
一見すると、ジュゴンはセイウチやアザラシなどに似ているようにも思えますが、
これは収斂進化(しゅうれんしんか)というもので、
実は動物は、たとえ全く異なるグループの動物であっても、
同じ生態的地位につくと、その身体的な特徴が似通うことがあるのです。
そのため、ジュゴンはセイウチよりも、ゾウに近縁な動物であり、
セイウチやアザラシは、ジュゴンの祖先よりも随分と遅れて海に進出してきた動物であることもわかっています。
こう聞くと、なんだかそのジュゴンに興味が湧いてくる方も多いのではないでしょうか?(*^-^*)
「ジュゴン」がみられる日本で唯一の水族館「鳥羽水族館」てどんなところ?
ゾウと近縁でありながら、
その生活の拠点を海へと求め、
独自の進化を遂げてきた動物「ジュゴン」
そんなジュゴンが見られるのは、
日本では「鳥羽水族館」ただ1つだけであり、
実は、ジュゴンを飼育している施設は、世界でもたった4つしかなく、
鳥羽水族館にいるメスのジュゴン「セレナ」は、
そんな4つの施設で飼育されている計5頭のうちの、貴重な1頭なんです。
では、そんなセレナを飼育している鳥羽水族館はどんな水族館なのかというと、
こちらは、1955年に開館した非常に歴史のある水族館であり、
建物の全長は240m、通路全長は約1500mという、
国内屈指の規模を誇る巨大な水族館です。
その内部には、自然の環境を再現した計12のゾーンがあり、
全1200種類、計30,000点もの海や川の生物たちが飼育されています。
子連れだけではなく、大人でも楽しめる水族館で、事実その来場者の8割は大人だと言います。
ジュゴンだけではなく、マナティも見られる!
この鳥羽水族館は国内で唯一ジュゴンがみられることで有名なのですが、
そのジュゴンと非常に近縁な生物、
「マナティ」も一緒に見ることができる水族館としても知られています。
マナティは、ジュゴンとの共通祖先から2000万年ほど前に分化したと考えられている生物であり、その姿かたちは非常によく似ています。
ただ、しっぽの形や手の形、マナティには若干毛が生えているというところなど、ちょっとしたところに違いがあるので、
そういう進化の歴史を目の当たりにすることによって、より楽しめること間違いなしです(*^-^*)
また、ジュゴンとマナティの違いはその生息地にもあり、ジュゴンは海にしか生息しないのに対して、マナティの中には河川や湖に生息するものが数多くいます。
このような背景から、今から2000万年以上前に、エサを求めて、海から淡水地域へと進出していったものの子孫が、今のマナティであると考えられています。
ジュゴンとマナティを同時に見ることができるのは、日本では鳥羽水族館だけです。
もし行かれる機会がありましたら、是非その2種の違いをよく観察してみましょう!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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