【解説】タカラダニの発生時期は?いつまでいるの?

タカラダニとは、体長約1mmで、これでもダニの仲間の中では比較的大型の種類のものです。

このタカラダニはその鮮やかな「赤色」が特徴的で、普段は小さいのであまり気が付かないかもしれませんが、その発生時期にアスファルトの地面などを見てみると、沢山の個体がちょこまかと歩き回っているのを観察できます。

ただ、このタカラダニは1年を通して見られるわけではなく、1年の間の春先から初夏にかけての期間でしか見ることができません。

では、具体的にはこのタカラダニの発生時期はいつなのか、

タカラダニがいつまでいるのかという情報と併せて詳しく解説します。

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タカラダニの発生時期は?いつまでいるの?

これまでの調査から、タカラダニの発生時期は3月ごろと考えられており、

前年度に苔などに産み付けられた卵が一斉に孵化し、幼生が誕生します。

この幼生は最初、クモのような節足動物や、カメムシやセミなどの昆虫に寄生して、その体液を吸って成長します。

このタカラダニに多数寄生された昆虫が、まるで赤い宝石をぶら下げているようだというところからタカラダニと名付けられたという逸話も残っています。

その後このタカラダニは、その体液を吸って満腹になると、地上に降り立ち、成虫となります。

その後成虫はおよそ2ヶ月ほど生き、

その数は5月ごろにピークに達します。

このタカラダニはいつの間にかいなくなりますが、およそ最後の個体が生きているのはいつまでかというと、

タカラダニは7月に入るとほとんど観察されないため、6月中旬~後半にかけてその数は激減していくものと考えられています。

タカラダニの成虫は最終的に苔などにおよそ30個の卵を産み付け、その後まもなくして絶命します。

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タカラダニには害はあるの?

ダニというとしばしばを人を刺すような印象があると思いますが、

タカラダニは基本的には人を刺すようなことはなく、毒も持っていません。

そのため、タカラダニは基本的には無害な生物なので、たとえ発見したとしてもそれほど神経質になる必要はありません。

ただ、このタカラダニの体液に触れた結果、過去には皮疹が生じてしまったという報告もされているため、できることなら触れない方がよく、潰さないように注意が必要です。

また、タカラダニが大量発生する5月には、外のベンチの上などにもタカラダニがいるため、その存在に気が付かずに座ってしまうと、衣類に赤いシミができてしまいます。

白い服だと非常に目立ちますので、是非気を付けるようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、タカラダニの発生時期と、いつまでいるのかということについてまとめました。

このタカラダニは自分より小さな昆虫、

例えばアブラムシや、その他花粉などを食べて生活していると考えられています。

ちなみにこのタカラダニは、基本的にはメスしか存在せず、これまでにオスの個体が観察されたことはありません。

すなわち、このタカラダニは交尾を必要とせず

単為生殖」という方法で子孫を残しているのです。

人間を含む哺乳類ではこの単為生殖という方法は観察されていませんが、実は自然界にはメスが単体で子供を残す単為生殖という方法を採用している生物が数多く存在しています。

例えば女王アリは、巣に入る前にオスアリからもらった精子をお腹の中に保存し、それを20年以上にもわたって活用して卵を産み続けるのですが、

その精子と卵子を受精させて生まれた子供は全員メスとして生まれ、

卵子のみを発生させる単為生殖的な方法で卵を産むと、それは絶対にオスとして生まれてきます。

このようにしてアリはオスとメスとを産み分け、1年の間のある決まった時期にだけオスを生み、そのオスは交尾のために巣から出ていきます。

そして、普段我々が外で見かける働きアリは、基本的にはすべてメスのアリなのです。

ただ、アリはこのようにしてオスもメスも生まれるわけですが、タカラダニはメスしかいないため、そういう意味では非常に特殊な生物であると言えますね。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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