※人間とロボットが共存する未来、それはもうすぐ来るかもしれない

現在でも、お掃除ロボット「ルンバ」などを利用している家庭は増えてきているようですが、

それよりももっと高度なメカニズムで、掃除や洗濯、料理などをしてくれる家庭用ロボットはいつ登場するのかと、その発明を心待ちにしている方も少なくないのではないかと思います。

そういうロボットは、今の時点ではまだ開発段階の途中ですが、いずれは間違いなく我々の私生活に投入され、我々の生活の支えになってくれることでしょう。

しかし、ここで問題となるのは、そういったロボットは、本当に人間と共存することができるのかということ。

もしかすると、近い未来私たちの生活はその大部分の作業をロボットが行うようになり、便利になる一方で、新たに様々な問題を抱えることになっているかもしれません。

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ロボットが感情を獲得する日

ロボットが本当の意味で人の助けになるためには、ロボットがより人間らしい、感情と呼べるようなものを獲得することが大切です。つまり「人工知能」の発達が第一の課題です。

人の表情などからその感情を読み取り、気遣いができるロボットを、「トヨタ」や「パナソニック」など、今現在様々な企業や研究機関が開発しています。

ロボットが感情を持つことなど可能なのかと思う方も多いと思いますが、実際人間の持つような感情に限りなく近づけていけると考えている科学者は多いです。

というのも、人間の脳は機械でできているわけではありませんが、そこで行われる神経細胞間のやり取りや、ホルモンの動きは、非常に機械的であると考えられているからです。

そのため、脳のメカニズムの解明が今後さらに進んでいけば、人の記憶や意識をメモリーカードのようなものに移せるとさえ考えて研究に取り組んでいる方さえいます。これは、神経学や脳科学の最前線で活躍する方が行っているような研究です。

それはさておき、ロボットが気遣いができる感情を持つようになるためには、膨大な「教師データ」と呼ばれるものが必要となります。

例えば、1億人の表情をロボットに覚えさせ、その1人1人の表情の関連性を分析し、その些細な違いから感情を読み取れるよう、人工知能自身が自らに覚えさせることによって、そのロボットは複雑な感情を理解できるようになるのです。

また、例え曖昧な表情であったとしても、その表情になる前後の顔の些細な変化からも、感情を読み取ることができるよう、人工知能自身が学習します。

こういった教育を繰り返していけば、いずれはかなり高い精度で人工知能はその感情を読み取ることができるようになるというわけです。

またこれに加えて、現在では無線通信技術によって人の心拍をはかり、その変化からも感情を読み取る研究が行われています。

2045年問題:人間とロボットは共存できるのか?

人工知能研究の世界的権威レイ・カーツワイル氏は、人工知能の知性は、2045年に全人類の知性の総和を越えると予言しています。

今現在でさえ、人工知能はプロの棋士を破るほどの将棋の腕前を持ち合わせていますが、確かにこのまま研究が進んでいけば、あと30年近くも時間があればそのくらいの知性を身に着けるのはわけないことなのかもしれません。

ただ、これは喜ばしいことのようにも思えますが、「2045年問題」といわれているように、これはある意味では問題であるとも考えられています。

そして、その1番の問題は、失業率の増加です。

例えば、「ホワイトカラー」、いわゆる事務系の仕事は、今後10年の間にかなり激減するであろうと考えられています。情報入力などは人工知能の得意分野で、わざわざ人間が行う必要性がないからです。

また、現在では自動運転技術の開発が進んでいますが、これもまた人工知能が関係してくる技術であり、いずれタクシーやトラックの運転手という職種はなくなるだろうと予想されています。これが社会に与える影響は、当たり前ですがかなり大きなものです。

また、皆さんは日本版GPS「みちびき」をご存知でしょうか?

これは昨年2017年に打ち上げられ、今年2018年の末に運用の開始を予定してるGPS衛星なのですが、これが利用されると、なんとカーナビの誤差は12cm以内という恐るべき精度になることが予想されています。

今まではアメリカが開発したGPSを利用していたので、時にはその精度が良くないこともありましたが、この「みちびき」と、人工知能を利用していけば、人が全く運転をせずとも目的地まで到着できるという夢の乗り物が誕生するのも、もはや夢のような話ではないのでしょう。

そうなれば、教習所に通う意味すらなくなり、また失業者が増えてしまいますね。

人間とロボットの共存の実現は、実はかなり大きな問題を抱えているのです。

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ロボットが暴走する可能性は?

人間とロボットの共存を考える上で、ロボットが暴走する可能性はないの?と感じている方は非常に多いでしょう。

こういう話は、度々映画の題材になりますよね。

あの有名な映画「ターミネーター」は、まさに近未来のロボットと人間との戦争を描いた映画です。

また、2004年にウィル・スミス氏主演で公開された映画、「アイ,ロボット」は、まさにそんな我々が危惧しているような未来を描いた作品でもあります。

この作品では、2035年、人間の生活にはロボットが介入し、普段の生活を支える重要な役割を担っています。まさに、その人間とロボットが共存しているのです。

しかし、そんな中で、ロボット工学の第一人者であるラニング博士が亡くなっているのが発見されたところから、事態は急変します。その後、知能が発達しすぎた人工知能による反乱が起こるのです。

またこの映画には、先ほど説明しましたように、ロボット工学の発達によって職を失った失業者も登場します。まさに、これからの未来の問題点となりそうな部分を描いた作品です。

このような可能性は、もちろんないとは言い切れないでしょう。2045年に人間の知性を超えるというのであれば、22世紀には、もしかすると人間はロボットと共存できず、逆に支配されているのかもしれません。

2020年以降の日本

実は、こういった人工知能による影響は、2045年になって一気に訪れるのではなく、2020年以降に就職活動を迎える若者は、今からどのような仕事をするのかよく考えておく必要がありそうです。

というのも、2020年には東京オリンピックを控えている日本ですが、その2020年に向けては一時その働き手の需要は増すと予想されているものの、オリンピックが終わると、逆に景気は落ち込み、失業者は増えるだろうと予想されています。

そして、どの地域でも新しい採用の募集が減り、東京などの首都圏の主要都市には、遠い地域からの国公立卒業者らがなだれ込み、就職採用を勝ち取ることは困難になると予想されています。

さらに、先ほど言った人工知能の発達による事務職の激減は、その東京オリンピック後の2020年代から起こるだろうと予想されているのです。このダブルパンチによって、2020年以降の就職活動は、今に比べると少々難航しそうだといわれています。

いずれ、人工知能を搭載したロボットが本当の意味で我々の生活に溶け込み、特に暴走などもなく共存できれば良いのですが、

その変化が訪れるまっただ中の今後数十年は、生活が便利になる一方で、様々な部分で新たな問題が発生することになりそうです。

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