※「明け方」か「夕方」だけ!夜空に金星が見えない理由とは?

金星は、地球のお隣にあり、1つ太陽に近い場所に位置する惑星ですが、

この惑星は地球からだと、太陽と月に次いで3番目に明るく見える星として知られています。

その美しい輝きを放つことから、

金星は「明けの明星」「宵の明星」という異名でも知られ、

その存在は古くから知られていました。

しかし、

「明け」とはまさに明け方のことで、

「宵」とは、夕方、日が暮れてから夜になる前の時間帯のことを言うのですが、

それ以外の、夜中については言及されていないのが、不思議に思った方も中にはいるかもしれません。

というのも、実はこの金星という星は、

その明け方か夕方の短い時間帯にしか見ることが出来ない星として知られており、

真夜中の夜空には決して見ることが出来ないのです。

普通、星といえば夜空に輝くものですが、一体なぜなのでしょうか。

今回の記事では、その理由について詳しく解説していきたいと思います。

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夜空に金星が見えない理由とは?

金星を夜空に見ることが出来ないのは、実は非常に簡単な理由です。

というのも、

まず太陽は、太陽から近い順に、

水星、金星、地球、火星…

という順に惑星を従えていますが、

これはどういうことかというと、

水星と金星は、常に地球より内側の周回軌道上をまわっているということを意味しています。

事実、地球の公転周期は365日ですが、

金星の公転周期は225日で、

水星の公転周期は88日ですので、

この2つの星が、地球よりもより小さな円を描いて太陽の周りをまわっているということが分かりますよね。

では、もし日本が真夜中になると、その水星と金星はどこに見えるのかというと、

実は、日本が夜になるときというのは、日本のある面が太陽に背を向けているということになるため、

太陽に近い方向にしかない水星と金星は、絶対に見ることが出来ないのです。

つまり、真夜中に空を見上げた時に見ることが出来る夜空というのは、

太陽がある方向とは真逆の宇宙なのです。

ですから、地球よりももっと大きな周回軌道を描いている火星以降の惑星なら見ることができる可能性がありますが、

水星と金星は、絶対に夜空に見ることはできません。

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金星が見られるのは「明け方」か「夕方」だけ

そのため、いくら金星が明るく見える星であるとは言え、

それが見られるのは「明け方」か「夕方」のわずかな時間帯です。

明け方のまだ薄暗い時間帯は、金星も太陽と一緒に地平線から現れるので見ることができ、

夕方には、金星が地平線に沈む前の薄暗い時間帯に金星を見ることが出来ます。

実際は、その間の日中にも金星はどこかにあるはずですが、

太陽の光が強すぎるために、日中は他の星と同様にたとえ金星であっても見つけることはできません。

月は、日中でもたまに白く見えることがありますが、月は太陽の次に明るく見える星なので、ぎりぎり見ることが出来ます。

しかし金星は、空が薄暗く、その輝きが目立つ時間帯にしか見ることが出来ませんので、

もし観察したい場合には、その明け方か夕方の時間帯を狙うしかありません。

金星を見る方法とは?

実は、金星はどの時期にも同じように見ることが出来るわけではありません。

時期によっては、例え明け方か夕方であったとしても、金星を見ることが出来ない時期もあります。

では、金星を確実に見るためにはどうすれば良いのかというと、

まずは、その金星が地球から最も見やすい位置に来る、

最大離角」と呼ばれる場所に来るのはいつなのか、ということについて調べなければなりません。

ちなみに、水星を見るのも金星と同じ原理で、まずは最大離角となる時期を調べることが重要です。

それさえ把握しておけば、天気さえ良ければ水星も金星も地球から見ることが出来ます。

また、水星は金星に比べると非常に見づらい天体として知られていますので、是非水星の観察にもチャレンジしてみてください。

最大離角に関する説明と、その地球より内側にある惑星を見る方法については、以下の記事で詳しくまとめていますので、そちらを参考にしてください。

まとめ

今回の記事では、金星が夜空に見えず、明け方と夕方にしか見えない理由について解説しました。

また、水星はその地表が光を反射しているのですが、

金星は、その星の周りに豊富な大気と雲があり、

主に、上空50kmより外側を覆っている、硫酸でできた雲が非常に高い効率で光を反射しています。

また、金星は水星よりも暑い惑星として知られており、

その地表の温度は平均して460℃を超えるというまさに灼熱の星です。

もし金星を観察するのであれば、そういうところまで想像しながら見てみると楽しいかもしれません(^^)

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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