※隕石はなぜ爆発するの?その理由を解説!

皆さんは、2013年にロシアチェリャビンスク州で起きた隕石落下事故についてご存知でしょうか?

この隕石は、大気圏突入前には直径17mもの大きさがあったと推定されており、

普通大気圏に突入する小天体は、そのほとんどが地上に落下する前に燃え尽きてしまう中で、

地上数十kmの場所まで、およそ数mの大きさを保ったまま地表へと接近していました。

その重さは、およそ10トンです。

もしこれがそのまま地表へと落ちていたら、おびただしいほどの死者が出ていた可能性がありましたが、

幸いにも、この隕石は地上数十kmの場所で爆発し、いくつかの破片となって地面へと降り注ぎました。

では、なぜこの隕石は爆発したのでしょうか?

今回の記事では、その理由について詳しく解説します。

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ロシアの隕石の爆発が生んだ衝撃波

ロシアチェリャビンスク州に接近していた隕石は地上数十kmの場所で爆発し、

いくつかの破片となって地上へと降り注ぎましたが、

のちに、湖の中からその時分裂した破片の一部が見つかり、

その重さは、なんと600kgもありました。

これが湖に落ちたことは非常に幸運なことでしたが、

しかしながら、その隕石が爆発した際に生じたエネルギーはすさまじく、

広島に落ちた原爆の30倍以上もの衝撃波を生んだと考えられています。(広島の原爆は地表600m付近という超近距離で爆発したために、甚大な被害を出しました。)

その結果、その爆発から100km以上も離れた場所にある建物でさえ、ガラスの破損が起きました。

その事故当時の隕石の映像や、爆風によって建物が破損する様子は、以下の動画でご確認いただけます。

この隕石の襲来は死者こそ出さなかったものの、その爆風などの影響から1500人余りの人々がけがをしました。

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隕石はなぜ爆発するのか?その理由を解説

ロシアに落下した隕石は、最終的に太陽よりもすさまじい光を放ち、爆発しましたが、

この隕石が爆発した理由は、その隕石が持っていた

」にあります。

なんとこの隕石は、その爆発直前に、

その表面温度は6000℃にも達したと考えられているのです。

このように超高温になったために、隕石の内部で揮発性の成分が急激に膨張し、

結果爆発したものと考えられています。

では、なぜ隕石はこのように超高温になったのかというと、

それは、空気の「断熱圧縮」がその理由です。

まず、この隕石がすさまじい速度で地表へと接近していたことは映像からも明らかですが、

なんと、落下直前の速度は秒速18kmにも達したと推定されています。

すると、その隕石はすさまじい速度で、大気を押しつぶしながら進んでくるため、

その押しつぶされた空気は、一瞬のうちに超高温へと変わるのです。

その結果、大気中を数百kmと進んでいくうちに、隕石の表面温度はすさまじいものとなり、

内部にまで熱が伝わった結果、内側から破壊され、爆発したのです。

落雷によって大木が爆発する映像

我々にとって、隕石の落下という現象は普段なじみのあるものではありませんが、

落雷」は、これまでに一度は見たことがあるでしょう。

その落雷は、木に直撃することがしばしばありますが、

落雷が直撃した木は、時にすさまじい音とともに爆発することがあります。

以下の映像は、まさにその木が落雷によって爆発する瞬間をとらえたものです。(音量が大きいため、十分に下げてご覧ください。)

これは、落雷によって木に蓄えられた電気エネルギーが瞬時に熱へと変わり、

内部の水分を急膨張させるために起こります。

まさに、「隕石の爆発」と似たような原理です。

ちなみに、木は電気を通しにくい性質であるため、行き場を失った電気が熱へと変わり、爆発を起こすのであり、

人は電気を通しやすいため、もし落雷の被害にあっても、基本的に木のように爆発することはありません。

しかし、もちろんやけど痕が残ったり、死亡する例もあります。

まとめ

今回の記事では、隕石はなぜ爆発するのか、その理由について解説しました。

ロシアの例のような、比較的大きなものが

「人口密集地域」に落ちてくるということは極めてまれなことですが、

実は、こぶし大の大きさか、それより小さな隕石であれば、

年間で数十個以上もの数が大気圏を突き抜け、地球表面へと落下しています。

しかし、そのほとんどは、海や人のいない地域に落ちているために見つかっていないだけです。

そのため、もしかすると今日にでも、

皆さんが住んでいる地域に隕石が落ちてくるかもしれません…!

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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