高所恐怖症、閉所恐怖症などはよく耳にしますが、
この世界には、月を見ると怖いと感じてしまう
「月恐怖症」という症状を患っている方々もいます。
非常に稀有な例ですが、月を見ることが我々の精神に影響を及ぼすということは、様々な実験や統計からも証明されていることであり、
月恐怖症に陥ることがあることは、決しておかしなことではないのです。
そこで今回は、そんな月恐怖症の原因と、治療法について詳しくまとめていきたいと思います。
月恐怖症:その症状の概要と原因とは?
月恐怖症は、英語では「lunaphobia」と書かれ、
非常に少ない症例ではありますが、確かに国内国外にその患者はいらっしゃいます。
この月恐怖症の患者は、
- 月を見ると、自分がおかしな行動にはしってしまうのではないか。
- 月がこちらに落ちてきてしまうのではないか。
といったネガティブなイメージが原因となり、月に恐怖を感じるようになってしまう方が多いと考えられています。
満月の夜は、海外だとある地域では犯罪率が2倍以上になるという研究データも出ていますが、
このように「月の存在」というものは、そこにあるだけで潜在的に感情に作用するものであり、
もともと神経質な方は、特に月恐怖症のような症状にまで発展してしまう可能性があります。
月恐怖症の治療法とは?
月恐怖症の治療法において重要となるのは、
カウンセリングを代表とする心理的なケアです。
月恐怖症は非常に珍しい恐怖症であるため、通常周りからは理解を得られない場合が多いと思います。
そこから、どんどんと症状が悪化してしまう可能性すらありますが、
まずは自分が月恐怖症であることを素直に認め、理解を示してくれる医師やカウンセラーとともに、徐々にそれを克服していくことが第一の治療法となります。
そのためには、実際に月が出ていることに次第に慣れていくことが大切です。
また、呼吸法やリラックスるする方法を学び、精神を安定させることでその症状改善を目指していきます。
改めて言いますが、月恐怖症はれっきとした恐怖症の1つなので、不安がらずに、一度精神科の医師に相談をしてみるようにしましょう。
この世に存在する稀有な恐怖症
月恐怖症は非常に珍しい恐怖症の1つですが、
この世界には、これ以外にも非常に珍しい恐怖症に悩まされている方々がいます。
例えば、以下がその例です。
- 衣服恐怖症:衣服に対する恐怖
- 嘔吐恐怖症:嘔吐に対する恐怖
- ガラス恐怖症:ガラスに対する恐怖
- 道化恐怖症:ピエロに対する恐怖
- 時間恐怖症:時が経つことに対する恐怖
- ピーナッツバター恐怖症:ピーナッツバターに対する恐怖
などなど、恐怖症には非常に様々なものがあり、現在も多くの方がその人それぞれに違った恐怖症に悩まされています。
ただ、こういった恐怖症は、それに恐怖を感じない方からするとまるで理解できないものであるため、
結果患者は誰にも相談できずに、自分だけで解決しようとしてしまう方も少なくないようです。
もし、自分の悩みが何かに対する恐怖症だと感じるようなことがあれば、まずは医師に相談をすることが治療法への第一歩となります。
まとめ
今回の記事では、月恐怖症の概要や原因、治療法などについてまとめました。
テレビゲーム「ゼルダの伝説:ムジュラの仮面」では、
月が空からどんどん空から落ちてきてしまう様子が描かれていますし、
ホラー映画ではよく満月などが映されたりするため、そういったところから潜在的に月へのネガティブなイメージがあると、稀に月恐怖症という症状を発症してしまうことがあるようです。
人によって、何を怖いと感じるかは人それぞれであるため、まずは理解を示してくれる方に相談をすることが重要なようですね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
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